犬が亡くなったら|3種の見送り方と費用の目安・お別れのケア

目次

愛犬が亡くなったら、まずしてあげたいこと

愛犬を静かに見送るイメージ

愛犬が亡くなったら、まず体を清めて冷やし、静かに安置してあげます。
そのうえで、火葬・土葬・お墓のなかから見送り方を選びます。

ここでは、体の清め方から冷却の仕方、見送り方の選択肢と費用の目安までを順に解説します。

1. 体を清拭する

清拭とは、死後硬直が始まる前に愛犬の体や毛をきれいに整えることです。
最後の姿をきれいに保ち、愛犬に敬意を表す意味があります。

まずぬるま湯で湿らせた清潔なタオルを用意し、顔や身体を優しくなでながら毛並みを整えてあげましょう。

2. 寝かせ方を整える

愛犬を横向きに寝かせ、枕やタオルで頭を少し高くします。
自然な寝姿に近づき、穏やかに眠っているような姿を保てます。

頭をやや高くすると、口や鼻から体液が出るのを減らせます
下にトイレシートや毛布を敷いておくと、体をそのままの状態で保ちやすくなります。

3. 体を冷やして安置する

遺体の傷みを遅らせるため、体を冷やして安置します。
エアコンを低めに設定し、部屋全体を涼しく保ちましょう。
ただし冷やしすぎると体が硬くなるため注意してください。

エチレングリコールを使っていない硬い保冷剤を、血流の多い首すじや脇の下にあてると効率よく冷やせます。
保冷剤は白またはクリーム色で固形のものが多く、パッケージに「エチレングリコールフリー」「無毒」と書かれたものを選ぶと安心です。

保冷剤の代わりに、水で濡らしたバスタオルを体にかけて扇風機の風を当てる方法もあります。
室内の湿度を保ちながら、肌へのダメージを避けて冷やせます。

心をこめて、静かに、そして丁寧に行いましょう。

死後硬直の理解と対処法

死後硬直への対処のイメージ

1. 死後硬直とは?

死後硬直は、生命活動が止まった後に筋肉が硬くなる現象です。
亡くなった直後の筋肉は一時的にゆるみますが、その後すぐに硬直が始まります。

硬直は死後6〜8時間ほどから始まり、約24時間続くとされています。
硬直した部位は、あごの筋肉、前足、後ろ足の順にゆるんでいきます。

2. 死後硬直が始まったときにすること

硬直が始まると関節が固まり、動かしにくくなります。
この時期に無理に動かすと筋肉や皮膚を傷つけることがあるため、慎重に扱ってください。

前で紹介したように、体を清めて寝かせ方を整えるのは、硬直が始まる前に済ませておくのが理想です。

3. 目が閉じないときの対処方法

亡くなるとき、目が閉じないことがあります。
そんなときは温かく湿らせたやわらかい布を用意します。

布で目の周りを優しく拭き、まぶたを下から上へそっと押し上げます。
これを数回繰り返すと、目が自然に閉じることがあります。

目が閉じたら、乾いたタオルで目をやさしく覆うと、再び開くのを防げます。

愛犬の見送り方|火葬・土葬・お墓の選び方

愛犬の火葬・埋葬のイメージ

愛犬の見送り方は、火葬が最も一般的で、ほかに土葬お墓(合葬墓・個別墓)という選択肢があります。

火葬は業者に依頼して行い、遺骨がコンパクトに残るため保存や移動がしやすいのが利点です。
手続きも比較的シンプルに進みます。
一方で、火葬には一定の費用がかかります。

土葬は火葬より費用を抑えられますが、土地の所有権や地域の決まりを確認する必要があり、遺体の腐敗による臭いや衛生面の問題にも配慮が必要です。

どの方法にも利点と注意点があります。
家族や専門家に相談しながら、焦らずじっくり選びましょう。

火葬の4つの種類

火葬には、大きく分けて次の4つの方法があります。

合同火葬は、ほかのペットと一緒に火葬する方法です。
費用を抑えられますが、遺骨は手元に残りません。

個別一任火葬は、業者に依頼して火葬から返骨までをまかせる方法です。

個別立会火葬は、収骨まで家族が立ち会って行う方法で、しっかりお別れをしたい場合に向いています。

訪問火葬は、火葬設備を積んだ車に自宅近くまで来てもらう方法で、移動の負担が少なく自宅の近くで見送れます。

業者を選ぶときは、口コミや評判、所属する団体や資格も調べておくと安心です。

火葬・埋葬にかかる費用の目安

費用は火葬の方法と犬の大きさによって変わります。
方法別のおおよその目安は、合同火葬が1〜3万円、個別火葬が3〜6万円、訪問火葬が3〜8万円です。
犬が大きいほど高くなる傾向があります。

お墓を選ぶ場合は、合葬墓が1〜3万円、個別のお墓は10万円ほどからが目安です。
個別のお墓は管理費が継続してかかります。
自分の私有地に土葬する場合は、費用はかかりません。

火葬費用には、火葬・遺骨の受け取り・搬送・火葬証明書の発行などが含まれるのが一般的で、花輪や供花、遺体の保存、墓地の手配などを追加できる業者もあります。

※費用はあくまで目安です。
業者・地域・時期によって変動するため、実際の金額は事前に見積もりを取って確認してください。

最後の数日〜お別れまでにできること

聴覚は最期まで残るといわれます。
最後まで体に触れ、声をかけてあげましょう
自宅やお気に入りの場所など、愛犬が好きな場所で看取れると穏やかです。

見送る家族みんなで立ち会い、お別れの時間をつくります。
亡くなったあとは保冷剤で頭やお腹を冷やして安置し、目安として72時間以内に火葬するようにします。

足型や写真、首輪などを残しておくと、あとで思い出をふり返るときの支えになります。

ペットロスとの向き合い方

ペットロスと向き合うイメージ

大切な家族を失った悲しみは、当然の反応です。
泣くことを我慢せず、感情を表に出すことが回復への第一歩になります。

同じ経験をした人に話すのも助けになります。
SNSのコミュニティやペットロスの相談窓口を頼ってみましょう。
写真集や思い出ノートに記録を残すと、気持ちの整理がつきやすくなります。

新しい犬を迎えるのは急がなくて大丈夫です。
心の傷が癒えてからでも遅くありません。
辛さが長引くときは、心療内科やカウンセリングなど専門家に頼ってください。

ご縁ちゃんの一言

ご縁は19歳のレッドちゃんを2年前に見送ったとき、3か月泣き続けたの。
「もう1頭飼えば気が紛れる」と言われたけど、急がなくていい。
レッドの分も誰かを愛するために、心が整うまで待ったよ。

よくある質問(FAQ)

遺体は何日で火葬すべき?

夏は24〜48時間以内、冬でも72時間以内が目安です。

保冷剤で頭やお腹を冷やしながら安置し、家族でお別れをする時間も大切にしてください。

自宅の庭に埋めても問題ない?

自分の私有地であれば埋葬できます。

深さは1m以上掘り、他の動物に掘り返されない深さにします。

賃貸・他人の土地・公園は法律違反になり、マンションのベランダも認められません。

ペットロスはいつまで続く?

個人差が大きく、3か月〜1年ほどが一般的ですが、それ以上長引いても不自然ではありません。

日常生活に支障が出るほど辛いときは、心療内科やカウンセリングなど専門家へ相談してください。

シニア犬の今からできる準備は?

元気なうちに、火葬の方法・お墓・写真の整理などを家族で話し合っておくと安心です。

適切なフード選びで晩年の質を高め、後悔のない時間を過ごしましょう。

🍚 あわせて読みたい:シニア小型犬のドッグフード選び

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