春・秋は注意!犬の花粉症のサインとすぐできるおうちケア方法

花粉症から 愛犬を守ろう!

犬の花粉症は、人のようにくしゃみや鼻水が中心ではなく、皮膚のかゆみ・赤み、耳、目の症状として出ることが多いのが特徴です。

サインと重症度の見分け方、動物病院に行く目安、花粉が飛ぶ時期、家庭でできる対策をまとめました。

目次

犬の花粉症のサインと重症度の目安

よく見られるのは、くしゃみや鼻水が止まらない、目が充血して涙が増える、耳や顔をしきりにかく、お腹や脇・耳の周りの皮膚が赤くなってかゆがる、足先をなめ続ける、フケが増える、元気がなくなる、といった様子です。

とくに「目が赤い」「皮膚がかゆい」「鼻水が出る」が同時に出ている場合や、季節の変わり目に決まってひどくなる場合は、花粉症の可能性を考えます。

散歩のあとに症状が強くなり、室内に入ると少し落ち着く。

顔や耳を頻繁にこすりつける。

この2つが重なるときは、外で浴びた花粉が原因である可能性が高くなります。

鼻水は色も手がかりになります。

透明でさらさらした鼻水なら花粉症のこともありますが、黄色や緑色に濁っている場合は感染症の可能性もあるため、動物病院で相談してください。

重症度ごとの目安と対応

軽いかゆみやくしゃみが時々ある程度なら軽症で、散歩後の体拭きなど家庭のケアで様子を見られます。

頻繁にかく、足をなめ続けるようになったら中等度です。

低刺激の犬用シャンプーでの洗浄と、散歩後のケアの回数を増やして対応します。

目の充血や涙やけが悪化してきたときも中等度で、目を洗い流したうえで受診を検討する段階です。

皮膚の赤み・脱毛・かさぶたが出ている、耳をかき続けて頭を振る(外耳炎のサイン)、食欲が落ちて元気がない。

この3つはいずれも重症で、家庭のケアでは追いつきません。

動物病院で診てもらってください。

動物病院に行く目安

次のいずれかに当てはまるときは、様子見をせずに受診してください。

皮膚がひどく赤くただれている。

出血するほど掻いてしまう。

夜も眠れないほどかゆがる。

目が充血して涙が止まらない、目やにが増えて結膜炎のような状態になっている。

呼吸が苦しそう、ゼーゼー・ヒューヒューという音がする、咳が増えた、咳とともに吐くことがある。

食欲が急に落ちた、散歩に行きたがらない、ぐったりして眠っている時間が増えた。

はっきりした重い症状がなくても、くしゃみ・鼻水・かゆみが1週間以上続く場合や、一度落ち着いてもすぐにぶり返す場合は受診の目安です。

これらの症状は花粉症だけでなく、ほかの病気が重なっていることもあります。

皮膚のただれや目の炎症が進むと細菌感染を起こしやすくなるため、早めに診てもらうほど回復も楽になります。

動物病院では、アレルギー検査で原因を絞り込んだうえで、症状に応じて抗ヒスタミン薬やステロイド、アレルギー用シャンプーなどが処方されます。

症状や体質によっては免疫療法が検討されることもあります。

犬の花粉症の原因になる花粉と、飛ぶ時期

原因になる花粉は季節ごとに入れ替わります。

スギは2〜4月、ヒノキは3〜5月、カモガヤやオオアワガエリなどのイネ科は5〜8月ごろが中心(地域によっては4〜11月)、ブタクサやヨモギは8〜10月が目安です。

つまり春だけでなく、初夏の草地や河川敷、そして夏の終わりから秋にかけても対策が必要になります。

イネ科とブタクサは背の低い草なので、地面に顔が近い犬は人よりも花粉を浴びやすい点にも注意してください。

都市部ではスギやヒノキの花粉が風で運ばれてきますが、郊外や山間部では植物の種類が違うため、愛犬が反応する花粉も変わります。

住んでいる地域の花粉情報をこまめに確認し、飛散が増える前から備えるのが確実です。

花粉は顔まわり・耳・肉球に付きやすいため、散歩のあとのケアが対策の中心になります。

花粉症になりやすいとされる犬種

フレンチブルドッグやシーズーなどの短頭種、柴犬などの日本犬は、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー体質が多いと言われます。

ゴールデンレトリバーも皮膚トラブルが出やすい犬種として挙げられます。

ただしこれはあくまで傾向です。

どの犬種でも花粉症になることはありますし、犬種だけで安心・危険を判断できるものではありません。

実際の症状で判断してください。

自宅でできる花粉症対策

散歩での工夫

花粉の飛散量は日中に増えるため、散歩は早朝や夜、雨上がりの時間帯を選びます。

風の強い日は外出を控えるか、時間を短くしてください。

コースは草むらや公園を避けて舗装された道を選びます。

帰宅したらすぐにブラッシングして毛に付いた花粉を落とし、濡れタオルで足や顔まわりを中心に全身を軽く拭きます。

肉球は花粉が残りやすいので、足はしっかり洗い流すと確実です。

花粉が付きにくい素材の服を着せておくと、被毛に入り込む花粉を減らせます。

室内での対策

空気清浄機で室内に入った花粉を取り除き、掃除機や粘着ローラーで床やカーペットの花粉をこまめに回収します。

カーテンやクッションカバーも花粉が溜まりやすいので、定期的に洗濯してください。

加湿器で適度な湿度を保つと、床に落ちた花粉が舞い上がりにくくなります。

乾燥そのものが皮膚のかゆみを強めることもあるため、シーズン中は湿度にも気を配ると楽になります。

シャンプーは犬用の低刺激のものを使い、週1〜2回を目安に花粉を洗い流します。

洗いすぎは皮膚の負担になるので、回数を増やす場合は洗浄後の保湿もあわせて行ってください。

食事で気をつけること

青魚やえごま油に含まれるオメガ3脂肪酸、緑黄色野菜に含まれるビタミン類は、皮膚の健康に関わる栄養素として知られています。

皮膚や被毛はたんぱく質からつくられるため、主食のフードで十分な量をとることが基本です。

水分をしっかりとらせることも体調の管理に役立ちます。

ただし、食事だけで花粉症の症状が治まるわけではありません。

アレルゲンになりにくい原材料を使ったフードに切り替える方法もありますが、食物アレルギーの併発が疑われる場合は自己判断で進めず、獣医師に相談したうえで進めてください。

よくある質問

犬の花粉症は薬で治りますか?
根本から治す治療は難しく、かゆみや炎症を抑える対症療法と、花粉に触れる量を減らす環境の見直しが中心になります。
薬は動物病院で診察を受けたうえで処方してもらってください。
花粉症と食物アレルギーはどう見分けますか?
花粉症は春や秋など特定の季節に出るのが目安で、食物アレルギーは通年で出やすい傾向です。
両方を併発していることもあるため、獣医師に相談して除去食試験などを検討します。
シニア犬のケアで気をつけることはありますか?
皮膚のバリア機能が低下しているため、シャンプー後の保湿をていねいに行ってください。
毎日の食事は体調を支える土台になるので、ご縁の総合ランキング 103商品もあわせて参考にしてください。
シーズン前にできることはありますか?
飛散が増える前に空気清浄機を用意し、例年症状が出る子は早めに動物病院で相談しておくと安心です。
ストレスをためない生活を整えておくことも体調管理につながります。
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