アガリクス・EF-2001乳酸菌・プラセンタ——3つの機能性成分を一皿に
── 体重管理が必要な成犬・老犬向けフードを成分から見る
Artemis(アーテミス)アガリクス イミューンサポート I/S ヘルシーウェイトは、アメリカのアーテミス社が体重管理が必要な成犬・老犬向けに開発したドライフード。
第1原材料は全粒玄米で、機能性成分としてアガリクス茸・EF-2001乳酸菌・プラセンタ(馬由来)・グルコサミン・コンドロイチンを配合。
肉副産物・人工保存料・着色料・小麦・大豆・とうもろこし不使用で、ヘルシーウェイトの名の通り脂質8%に抑えた設計になっている。
Artemis アガリクス イミューンサポート I/S ヘルシーウェイト 小粒(1kg)
📌 この記事でわかること
- 原材料(全成分)の内容と並び順
- タンパク質・脂質・糖質53%・カロリーの数値
- アガリクス・EF-2001乳酸菌・プラセンタ配合の意味と注意点
- 向いている犬・向かない犬
📋 原材料(全成分)
原材料の並び順は配合量の多い順
全粒玄米、フレッシュチキン、ドライチキン、鶏脂肪(混合トコフェロールによる保存処理)、乾燥ビートパルプ、チキンスープ(天然風味料)、フラックスシード、ドライ魚肉、塩化カリウム、塩、塩化コリン、乾燥チコリ根、L-カルニチン、グルコサミン塩酸塩、ラクトバチルスアシドフィルス菌、ビフィドバクテリウムアニマリス、ラクトバチルスロイテリ、エンテロコッカスフェカリスEF2001、アガリクス、プラセンタ(馬由来)、ビタミンE、キレート鉄、キレート亜鉛、ユッカシジゲラエキス、キレート銅、硫酸第一鉄、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ化カリウム、チアミン硝酸塩、キレートマンガン、酸化マンガン、コンドロイチン硫酸、アスコルビン酸、ビタミンA、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、亜セレン酸ナトリウム、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンB12、リボフラビン、ビタミンD、葉酸
チェックポイント
- ✓ 第1原材料は全粒玄米——炭水化物源が筆頭。糖質53%(推定)と高め。体重管理用ではあるが、糖質が気になる犬には向かない。
- ✓ フレッシュチキン・ドライチキンが2位・3位——チキンが2種配合されており、実質的なタンパク源は第1原材料に近いと考えられる。
- ✓ 鶏脂肪の保存に混合トコフェロール(天然ビタミンE)を使用——合成保存料(BHA・BHT・エトキシキン)は不使用。
- ✓ 乾燥チコリ根(プレバイオティクス)配合——腸内の善玉菌のエサとなるイヌリンを含む。乳酸菌との組み合わせで腸内環境へのアプローチが複数ある設計。
- ✓ L-カルニチン配合——体重管理用フードでは定番成分。脂肪をエネルギーに変換する過程に関与する。
- ✓ 小麦・大豆・とうもろこし不使用——食物アレルギーの原因になりやすい穀物3種は排除されている。ただし全粒玄米は配合。
📊 栄養成分(保証分析値)
公式サイト記載の保証分析値より
| 成分 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 20.0%以上 | チキン2種+ドライ魚肉由来 |
| 脂質 | 8.0%以上 | 体重管理用として抑えた設計 |
| 粗繊維 | 3.0%以下 | ビートパルプ・チコリ根由来 |
| 灰分 | 6.0%以下 | ミネラル分 |
| 水分 | 10.0%以下 | ドライフードの一般値 |
| 糖質(推定) | 約53% | 100−(他の保証分析値合計)で計算 |
| 代謝エネルギー | 約329kcal/100g | 3,293kcal/kg |
※ 糖質は保証分析値から推定計算した値です(100−(タンパク質+脂質+粗繊維+灰分+水分))。第1原材料が全粒玄米のため、炭水化物比率が高くなっています。
✅ 商品の特徴
機能性成分の組み合わせが特徴
① アガリクス・EF-2001乳酸菌・プラセンタの配合
アガリクス茸はβグルカンを含む食用キノコ。EF-2001はエンテロコッカスフェカリスという乳酸菌の死菌製剤で、死菌化により活性を高める技術が使われている。プラセンタ(馬由来)はアミノ酸・ビタミン・ミネラルを含む成分で、人間用の健康食品にも使われる素材。
いずれも「免疫」「健康」を訴求するサプリメント的成分だが、ドッグフードへの配合量は少なく、単独での効果を断言できる科学的根拠は限定的である点は把握しておきたい。
② 脂質8%・L-カルニチン配合の体重管理設計
「ヘルシーウェイト」の名の通り、脂質を8%に抑えた設計。同ブランドの通常ライン(I/S レギュラー)より脂質が低い。L-カルニチンは体内で脂肪酸をミトコンドリアに運搬する際に必要な成分で、体重管理用フードによく配合される。肥満傾向の犬や去勢・避妊後の犬のカロリー管理に用いられる。
③ グルコサミン・コンドロイチン・フラックスシード配合
グルコサミン(300mg/kg以上)・コンドロイチン(100mg/kg以上)は関節ケアを目的とした成分で、老犬向けフードに多く見られる。フラックスシードはオメガ3脂肪酸(ALA)の供給源。オメガ3が0.3%以上、オメガ6が1.7%以上と、比率は6:1程度。
🐾 向いている犬・向かない犬
✅ 向いている犬
- 肥満傾向・体重管理が必要な成犬
- 去勢・避妊後でカロリーを抑えたい犬
- 老犬(関節ケアが必要な7歳以上)
- 小麦・大豆・とうもろこしアレルギーの犬
- 機能性成分(アガリクス・乳酸菌)を食事に取り入れたい飼い主
⚠️ 向かない犬
- 糖質を制限したい犬(糖質53%は高め)
- チキンアレルギーの犬(主タンパク源がチキン)
- 玄米・穀物不使用食を希望の飼い主
- 子犬・授乳中の犬(対象は成犬・老犬)
- 高タンパク食を希望する犬(タンパク20%は標準的)

