「チキン93%」は本当か——ニュージーランド産エアドライの成分を一次情報で読む
── 肉割合・糖質17%・原材料の並び順を数字で確認する
Kiwi Kitchens(キウイキッチン)は、ニュージーランドのクライストチャーチで設立されたペットフードブランド。「New Zealand in a Bowl(ボウルの中にニュージーランドを)」を掲げ、ニュージーランド産の牧草飼育肉・持続可能な養殖魚を使用したエアドライフードを展開している。
エアドライ チキンディナーは、納屋飼育チキンを93%配合したシングルプロテインフードで、全年齢対応・AAFCO基準の総合栄養食。
Kiwi Kitchens Gently Air-Dried Chicken Dinner
📌 この記事でわかること
- 「チキン93%」が何を指すのか——原材料の並び順で具体的に確認できる
- タンパク質32%・糖質17%がドライフードの中でどの水準かわかる
- エアドライがフリーズドライ・一般キブルと栄養面でどう違うか把握できる
- 向いている犬・向かない犬を条件で確認できる
📋 原材料(全成分)
鶏肉、鶏レバー、植物性グリセリン、亜麻仁、魚油、ひまわり油(ミックストコフェロール含有)、炭酸カルシウム、塩、塩化コリン、ミックストコフェロール(保存料)、鉄アミノ酸キレート、酸化亜鉛、ビタミンEサプリメント、銅アミノ酸キレート、セレン酵母、チアミン一硝酸塩、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、酸化マンガン、リボフラビン、ビオチン、ビタミンAサプリメント、ビタミンB12、ヨウ素酸カルシウム、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンD3サプリメント、葉酸
チェックポイント
- ✓ 第1・第2原材料がチキン+チキンレバー——動物性タンパク源が連続しており、植物性タンパク補填なしの純粋なシングルチキン構成。
- ✓ 植物性グリセリンが第3位——エアドライのしっとり感と保湿性を担う成分。天然由来で安全性は高いが、わずかに甘味があるため嗜好性向上の役割も持つ。
- ✓ 穀物・イモ類・豆類ゼロ——トウモロコシ・小麦・大豆・ジャガイモ・エンドウ豆が一切使われていない。主要炭水化物源の排除によって糖質17%を実現している。
- ✓ オメガ3を亜麻仁+魚油の二重で確保——EPA・DHA(最小0.05%・0.10%)の供給源として両方を配合。脂質22%以上の高脂質設計をオメガ3バランスで補完する。
- ✓ 保存料はミックストコフェロール(天然ビタミンE)のみ——BHA・BHT・エトキシキンなど合成酸化防止剤は不使用。ただし天然保存料は効力持続が短いため、開封後は早めに使い切ることが前提。
- ✓ 副産物・着色料・人工フレーバー不使用——品質が不明確な副産物を排除し、チキン本来のうまみのみで嗜好性を担保している。
📊 栄養成分(保証分析値)
| 成分 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 32%以上 | チキン+レバー由来の動物性タンパク |
| 脂質 | 22%以上 | 魚油・ひまわり油含む。やや高め |
| 粗繊維 | 4%以下 | 穀物・野菜なしのため低め |
| 灰分 | 約9% | 公式非公表・エアドライ標準値で推定 |
| 水分 | 16%以下 | エアドライの一般値(ドライより高め) |
| 糖質(推定) | 約17% | 100−(他の保証分析値合計)で計算 |
| 代謝エネルギー | 460kcal/100g | 脂質が高いため高カロリー |
※ 糖質は保証分析値から推定計算した値です(100−(タンパク質+脂質+粗繊維+灰分+水分))。灰分は公式非公表のためエアドライフードの標準推定値9%を使用。穀物・イモ類ゼロの設計で糖質17%は一般的なドライフード(平均35〜45%)と比べて大幅に低い水準。
✅ 商品の特徴
① エアドライ製法——生肉の栄養を低温で凝縮する
エアドライは60〜70℃の低温熱風で長時間乾燥させる製法。高温加熱(キブル)のように栄養が壊れず、フリーズドライより大量生産に向く。水分を約16%まで低減することで保存性を確保しながら、タンパク質の変性を最小限に抑えている。
Kiwi KitchensはこれにHPP(高圧処理)を加え、加熱を使わず高圧で病原菌を不活性化。生肉に近い栄養プロファイルを維持したまま安全基準を満たす。
② ニュージーランド産シングルプロテイン——トレーサビリティが明確
使用チキンは全てニュージーランドの納屋飼育(barn-raised)農場から調達。ニュージーランドは口蹄疫・狂牛病の非感染国であり、動物福祉基準が厳格。産地が一国に絞られているため肉のトレーサビリティが比較的明確。
シングルプロテインのため「鶏肉は問題ない」と確認済みの犬への使用が検討しやすい。複数タンパク源の製品ではアレルゲンの特定が難しいが、このフードはチキンのみに絞られている。
③ 主食・トッピング両用——既存フードとの組み合わせが可能
AAFCO基準の総合栄養食として認証されているため主食として単独給与できる。同時に「Dinner or Mixer」と明記されており、現在使用中のドライフードへのトッピングとしても活用可能。
ただし脂質22%以上は高い水準。低脂肪フードを主食にしている犬に多量トッピングすると脂質過多になるため、給与量の調整が必要。
🐾 向いている犬・向かない犬
✅ 向いている犬
- 低糖質フードを探している犬
- チキンアレルギーがなく単一タンパクで管理したい犬
- 活動量が多くカロリー要求が高い犬
- 現在のドライフードにトッピングを探している飼い主
- ニュージーランド産原材料にこだわりたい飼い主
⚠️ 向かない犬
- 脂質制限が必要な犬(膵炎・高脂血症)——脂質22%以上は高い
- チキン・鶏レバーにアレルギーがある犬
- 低カロリー食が必要な肥満傾向の犬——460kcal/100gは高カロリー
- 食物繊維を多く必要とする犬(便秘傾向)
- コスパ優先の飼い主——エアドライは一般ドライより高価格帯
❓ よくある質問
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