鶏・牛・豚アレルギーの犬は、「普通のドッグフード」の多くが使えない。
市販フードの大半がこれらを主原料とするため、フードを選ぶたびに成分表を一から確認しなければならない。
ルート・ゴートはその前提を変えてくれる数少ない選択肢のひとつだ。
📊 この記事の数字まとめ
スコア:4.5点 / ランクC(ご縁独自評価・10点満点。Cは「デメリットを把握した上で購入可」)
糖質:49.5%・カロリー:321kcal/100g
推奨用途:鶏・牛・豚アレルギーのある犬のフード選びに。糖質制限中の犬には不向き。
目次
ビィナチュラル ルートゴートの原材料・全成分一覧
原材料は配合量の多い順に記載される。
第1原材料が何かで、フードの主役がひと目でわかる。
🥩 肉類・魚類
★1位ヤギ
★2位カンガルー
サーモンオイル
🌾 穀物・豆・野菜
★3位全粒たかきび(ソルガム)
全粒ライムギ
パン酵母
アルファルファ(NON-GMO)
キャノーラ油(NON-GMO)
蔗糖
モンモリロナイト
亜麻仁油
チコリー根(フラクトオリゴ糖)
オオバコ繊維
ユッカ抽出物
パン酵母抽出物
アボカドオイル
⚗️ 添加物
「天然」「合成」は由来の分類で、安全性の優劣ではありません(合成ビタミン・ミネラルの添加は総合栄養食で一般的です)。「由来記載なし」はメーカー公表資料に由来(天然/合成)の記載がないものです。
酸化防止剤天然
ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物
アミノ酸由来記載なし
L-スレオニン・DL-メチオニン・タウリン・L-トリプトファン
ビタミン類由来記載なし
A・D・B1・B2・B3・パントテン酸・B6・葉酸・B12・E
ミネラル類由来記載なし
塩化ナトリウム・第二リン酸カルシウム・塩化カリウム・硫酸銅・ヨウ化カリウム・硫酸第一鉄・酸化マンガン・硫酸亜鉛・セレン
ビィナチュラル ルートゴートの糖質・カロリー数値データ
保証分析値をもとに、シニア犬目線で気になる数字を確認してみます。
糖質(推定)は約49.5%(100−(他の保証分析値合計)で計算)。
タンパク質は21.0%以上(ヤギ・カンガルー由来の動物性タンパク)。
脂質は9.0%以上(サーモンオイル・亜麻仁油・アボカドオイル配合)。
粗繊維は5.0%以下(チコリー根・オオバコ繊維で腸内環境をサポート)。
灰分は10.5%以下(ミネラル分)。
水分は10.0%以下(ドライフードの一般値)。
代謝エネルギーは321kcal/100g(標準的なドライフードの範囲)。
カルシウムは1.2%以上(第二リン酸カルシウムで調整)。
リンは0.9%以上(Ca:P比は約1.3:1)。
オメガ6脂肪酸は2.0%以上(キャノーラ油・アボカドオイル由来)。
オメガ3脂肪酸は1.2%以上(亜麻仁油・サーモンオイル由来)。
※ 糖質は保証分析値から推定計算した値です(100 −(タンパク質+脂質+灰分+水分))。
炭水化物源はたかきび(ソルガム)と全粒ライムギ。
たかきびはグルテンフリーですが、ライムギにはグルテンが含まれます。
糖質量は49.5%と高め。
ビィナチュラル ルートゴートに合う犬・合わない犬
どんな犬に向いているか、向いていないか。
正直に書いた。
✅ 向いている犬
- 鶏・牛・豚アレルギーがある犬
- 食物アレルギーの除去食試験中の犬
- グルテン(小麦・大麦等)過敏の犬
- 全年齢・全犬種(子犬〜シニア)
- 合成添加物を避けたい飼い主の犬
⚠️ 向かない犬。
糖質制限が必要な犬(糖質49.5%は高め)。
ヤギ・カンガルー・ラムにアレルギーがある犬。
穀物(たかきび・ライムギ)アレルギーの犬。
完全グレインフリーが必要な犬。
肥満・体重管理中の犬(カロリー321kcal/100g)。
📊 ご縁の採点スコア
4.5 / 10 ランク C
ランクC(5段階中4番目)。
🍚 糖質:49.5%。
🔥 カロリー:321 kcal/100g。
※ご縁ブログ独自の評価基準(10点満点・7項目)で採点した推定値です。
Cランクでも選ぶ理由:鶏・牛・豚アレルギーの犬に対応できる数少ない選択肢のひとつです。糖質49.5%は高めなので、糖質制限が必要な場合は
総合ランキングでAランク以上と比較してください。
ビィナチュラル ルートゴートのよくある質問(FAQ)
「うちの子に合う?」「うんちは変わる?」——実際によく聞かれることに、正直に答えます。
Q. 食いつきはどうですか?匂いは強いですか?
A. 野生ヤギ・カンガルーの独特の野性味のある香りがあります。
チキン系から切り替えると最初は警戒する子もいるので、ぬるま湯で香りを立てる・10日かけて段階切替がおすすめ。
野生肉系を好む子では食いつきが良好な傾向です。
Q. うんちの状態は変わりますか?
A. 食物繊維配合のため切り替え初期は便の量や色に変化が出ることがあります。
アレルギーで軟便傾向だった子では、ノベルプロテインに切り替えてから便質が安定するケースがあります。
10日以上経っても水様便・血便が続く場合は与えるのを止めて動物病院に相談してください。
Q. 何歳から与えられますか?
A. 全年齢対応設計のため、子犬から高齢犬まで与えられます。
ただし子犬期(〜1歳)は成長に必要なカロリーが多いため、体重に応じた給与量の管理が必要です。
パッケージ記載の給与量表を確認してください。
Q. ルートポーク・ルートラムとの違いは?
A. 使用する動物性タンパク源が異なります。
ルート・ゴートは野生ヤギ+カンガルー、ルートポークは豚+カンガルー、ルートラムはラム(羊)+カンガルーが主原料。
アレルギーを持つ犬の除去食試験では、これまでに食べたことのないタンパク源を選ぶことが基本です。
鶏・牛・豚を避けたい場合はゴートかラムが選択肢になります。
Q. 穀物が入っているのに大丈夫?
A. 使用しているたかきび(ソルガム)と全粒たかきびはグルテンフリーですが、ライムギにはグルテンが含まれます。
小麦・大麦・オーツ麦は使用していませんが、ライムギが入るため完全グルテンフリーではありません。
たかきびのみに着目したグルテン過敏対応は一定の根拠がありますが、穀物そのものへのアレルギーがある場合は別の製品を検討してください。
Q. フードの切り替え方法は?
A. 7〜10日間かけて徐々に切り替えるのが基本です。
最初の2〜3日は旧フード9:新フード1、4〜6日目は7:3、7〜9日目は5:5、10日目以降は新フード100%に移行します。
消化器症状(軟便・下痢・嘔吐)が出た場合は切り替えを一時停止し、戻してから再度ゆっくり試してください。
Q. 開封後の保管方法は?
A. 天然酸化防止剤(ミックストコフェロール+ローズマリー抽出物)のみを使用しているため、合成酸化防止剤入りのフードより酸化が進みやすい面があります。
開封後はジッパーをしっかり閉め、高温多湿を避けた冷暗所で保管し、1〜1.5ヶ月以内に使い切ることが推奨されます。
気温が高い季節は冷蔵庫保管も有効です。
Q. 他のドッグフードより高いですが、コスパはどうですか?
A. 800g〜8.6kgの複数サイズ展開で、大容量を選ぶほど1食あたりの単価が下がります。
アレルギー専用の療法食と比べると割安なケースが多く、皮膚科への通院コストと合わせて長期的な視点で評価することをお勧めします。