鶏肉・コーン・米・大豆、全部抜いたらどうなる?
First Choice ChoiceS(ファーストチョイス)アレルゲンケアは、カナダのアース・ペットが成犬1歳以上向けに設計したグレインフリーフード。鶏肉・米・コーン・大豆をすべて使わず、白身魚(メンハーデン)・えんどう豆・さつまいもを主原料にしている。食物アレルギーの原因になりにくい素材を意識的に選んだ構成が特徴。
First Choice ChoiceS アレルゲンケア(1.2kg)アース・ペット
📌 この記事でわかること
- このフードを選んでいい犬・避けるべき犬の違い
- グレインフリーなのに糖質41%になる理由(盲点)
- 鶏肉アレルギーでも与えられる?鶏脂の注意点
- 現在のフードから何日で切り替えるか
何が入ってる?
原材料は配合量の多い順に記載される。第1原材料が何かで、フードの主役がひと目でわかる。
原材料の並び順は配合量の多い順
えんどう豆、さつまいも、白身魚(オメガ3脂肪酸源)、えんどう豆たん白、鶏脂(オメガ6脂肪酸源)、ビートパルプ、アルファルファ、えんどう豆でんぷん、たん白加水分解物、サーモンオイル(DHA源)、酵母エキス(マンナンオリゴ糖)、チコリ(イヌリン源)、コリン、メチオニン、ユッカ抽出エキス、L-カルニチン、ビタミン類(A、B₁、B₂、B₆、B₁₂、D₃、E、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)、酸化防止剤(ビタミンE)
チェックポイント
- ✓ 第1原材料はえんどう豆(植物性):動物性たんぱく質は白身魚(3番目)・えんどう豆たん白(4番目)となる。鶏肉・牛肉ゼロの構成。
- ✓ 鶏脂は5番目に使用:鶏肉本体は不使用だが、鶏脂(チキンファット)は配合されている。鶏肉アレルギーが疑われる場合は鶏脂への反応性も要確認。
- ✓ 穀物は一切不使用:米・麦・コーン・大豆なし。炭水化物源はえんどう豆・さつまいも・えんどう豆でんぷんが担っている。
- ✓ 食物繊維源が豊富:ビートパルプ・アルファルファ・チコリ(イヌリン)を複数配合。腸内環境の維持に働く不溶性・水溶性の両方の繊維を含む。
- ✓ 酸化防止剤はビタミンEのみ:合成保存料・BHA・BHTは不使用。天然由来のみで酸化を抑制している。開封後は早めに使い切るのが望ましい。
- ✓ 着色料・発色剤不使用:フードの色味はすべて素材由来。見た目の美しさより成分の純度を優先した設計。
数字で見る
保証分析値から計算したタンパク質・脂質・糖質・カロリーをまとめた。
公式サイト記載の保証分析値より
| 成分 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 23%以上 | 白身魚・えんどう豆たん白が主体 |
| 脂質 | 10%以上 | 鶏脂・サーモンオイル由来 |
| 粗繊維 | 7%以下 | ドライフードとしてはやや高め |
| 灰分 | 9%以下 | ミネラル分 |
| 水分 | 10%以下 | ドライフードの一般値 |
| 糖質(推定) | 約41% | 100−(23+10+7+9+10)で計算 |
| 代謝エネルギー | 334kcal/100g | ドライフードの標準的なレンジ |
※ 糖質は保証分析値から推定計算した値です(100 −(タンパク質+脂質+粗繊維+灰分+水分))。グレインフリーでも穀物の代わりにえんどう豆・さつまいも・えんどう豆でんぷんを使用しているため、糖質は約41%と比較的高めになります。
なぜ選ばれる?
成分データをもとに、この商品が選ばれる理由を3点にまとめた。
First Choice ChoiceS アレルゲンケアの特徴
① 鶏肉・米・コーン・大豆の4大アレルゲンを同時に排除
ドッグフードのアレルギーで最も多いのは鶏肉・牛肉・乳製品・穀物(特に小麦・コーン)などの繰り返し摂取によるもの。このフードは鶏肉・米・コーン・大豆をすべて不使用にし、代わりに白身魚(メンハーデン)・さつまいも・えんどう豆という一般的なフードでは使われにくい食材を選んでいる。獣医皮膚科の食物アレルギー対処では、原因となるたんぱく源を特定するため「新規たんぱく源への切り替え(elimination diet)」が第一選択として用いられる。
② 複数の食物繊維源で腸内環境を整える
ビートパルプ(発酵性繊維)・アルファルファ(不溶性繊維)・チコリ(イヌリン=プレバイオティクス)を重ねて配合している。イヌリンは腸内の善玉菌の餌になり、腸内フローラのバランスを支える水溶性繊維。腸内フローラの多様性が消化と免疫の両面に関わることが知られており、プレバイオティクス(イヌリン)を含むフードは腸内環境の維持に役立てられることがある。アレルギーと腸の不調を同時に気にしているなら、この成分構成は参考になる。
③ オメガ3・6脂肪酸とDHAで皮膚・被毛をサポート
白身魚由来のオメガ3脂肪酸と鶏脂由来のオメガ6脂肪酸を組み合わせ、皮膚バリア機能の維持に関わる脂肪酸バランスを設計している。さらにサーモンオイルからDHAを補給。アレルギーで皮膚が荒れやすい犬にとって、脂肪酸の質は成分の中でも特に影響が大きい。亜鉛も配合されており、毛艶と皮膚の回復を複合的にサポートする構成になっている。
合う子・合わない子
どんな犬に向いているか、向いていないか。正直に書いた。
向いている犬
- 鶏肉・米・コーン・大豆アレルギーが疑われる犬
- 皮膚トラブル(かゆみ・赤み)が続いている犬
- 軟便・消化トラブルが気になる犬
- グレインフリーを探している成犬
- 新しいたんぱく源(白身魚)を試したい犬
⚠️ 向かない犬
- 糖質制限が必要な犬(糖質41%)
- えんどう豆・さつまいもアレルギーの犬
- 鶏脂にも反応する重度鶏アレルギーの犬
- 高脂質が必要な運動量の多い犬(脂質10%はやや低め)
- 1歳未満の子犬(成犬用フードのため)
気になること
よく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめた。

