愛犬の便が教えてくれる!本当に合うドッグフードの見つけ方

「うちの子に合うドッグフードって、どうやって見つければいいの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?

実は、毎日何気なく見ている愛犬のうんちの色やかたちが、ドッグフードとの“相性”を教えてくれているんです。

便の状態は、健康のバロメーター。黒っぽかったり、柔らかすぎたりといった変化には、体調不良や食事の合わなさが隠れていることもあります。

この記事では、初心者の飼い主さんでもわかりやすく、「どんな便がどんなサインなのか」「どうフードを選べばいいのか」を、やさしく解説しています。

便の観察を習慣にすることで、愛犬の体に本当に合うごはんがきっと見つかりますよ。

この記事を書いた人

≪ 取得した資格≫

  • 愛玩動物育養管理士
  • JADP公認上級ペットケアアドバイザー
  • JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
  • JADP公認ドッグセラピスト

犬との暮らし17年、 多頭飼い歴9年、

保護犬ボランティア歴9年。

自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。

Instagram(フォロアーさん1万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。

※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。

目次

1. 愛犬の健康は「うんちの色」に現れる!知っておくべき7つの便の色と原因

「毎日うんちは拾ってるけど、色なんて気にしたことなかったかも…」
そんな方も多いのではないでしょうか。

でも実は、うんちの色や形には、愛犬の体調や食べているフードの影響がそのまま表れています。
ちょっとした変化に気づくことで、体調不良の早期発見やフードの見直しにもつながるんです。

ここでは、初心者さんにもわかりやすく「便の色からわかる健康状態」と「とるべき対応」をまとめました。

よくある便の色とその意味

便の色健康状態のサイン考えられる原因と対応
茶色(中〜濃い茶)正常・健康な状態フードとの相性も良好。そのまま続けてOK
黒色・暗赤色上部消化管の出血の可能性胃や腸のトラブル。すぐに動物病院へ
黄色・オレンジ色消化不良や肝臓の負担消化にやさしいフードに切り替えるか受診を
白っぽい・灰色胆汁や膵臓のトラブルの疑い高脂肪フードの見直しを検討。早めの相談を
緑色消化不良・胆汁過剰・草の食べすぎフードの切り替え直後や早食いにも注意
赤い血が混ざる大腸や肛門の炎症や出血異物誤飲の可能性も。すぐに受診を
粘液が混ざる腸の炎症やアレルギー反応フードに含まれる成分の見直しを検討

なぜ「うんちの色」がそんなに大事なの?

犬は体調が悪くても言葉で伝えることができません。
だからこそ、うんちが「いまの体の状態」を教えてくれる貴重な手がかりになります。

たとえば、

  • 理想的な便:チョコレート色で適度な硬さ → フードが合っていて健康な証拠
  • 黒っぽい・赤い・粘液質 → 消化器のトラブルやアレルギーの可能性あり

便は、[健康かどうかを見極めるサイン」なんです。

こんなふうに観察してみましょう

初心者さんでも今日から始められる、かんたんなチェック習慣をご紹介します。

  • 毎日のお散歩で、便の色・形・においをさりげなく観察
  • 「あれ?ちょっと変かも」と思ったら、スマホのメモに記録
  • 気になる便は密閉容器にとって動物病院へ持参するとスムーズです

JAHA(日本動物病院協会)やACVIM(米国獣医内科学会)でも、日常観察は病気の予防につながると推奨されています。

まとめ:便は“毎日見られる健康のバロメーター”

「いつもと違うかも」と感じることが、病気の早期発見につながることもあります。
うんちはただの排泄物ではなく、愛犬からの大切なサイン
やさしい気持ちで見守ってあげるだけで、健康を守る一歩になりますよ。

2. 愛犬のうんちが黒い・緑・赤いのは危険信号?便の色で見抜く体調不良とおすすめドッグフード

「うちの子のうんち、なんかいつもと違うかも…」
そんな変化に気づいたら、もしかすると体のSOSかもしれません。

うんちの色には、愛犬の消化器の調子や食べたフードとの相性、体調不良のサインが表れます。
ここでは、特に注意したい**「黒」「緑」「赤」**の便の原因と、それに合わせたフード選びをやさしく解説します。

黒いうんち:消化管の出血の可能性

黒くてタールのような便は、胃や十二指腸など上部消化管からの出血を示していることがあります。
血液が消化されて黒くなるため、見た目だけでは気づきにくいことも。

考えられる原因:

  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 消化管の腫瘍
  • 異物の誤飲による損傷

おすすめのドッグフード:
消化にやさしく、胃への刺激が少ないフードがおすすめです。

緑色のうんち:胆汁や消化不良が関係

緑っぽいうんちは、胆汁が過剰に分泌されたり、食べたものが早く通過してしまった場合に見られます。
草をたくさん食べた後にも起きやすい色です。

考えられる原因:

  • 急なフード切り替えによる消化不良
  • 胆汁の過剰分泌
  • 腸内環境の乱れ
  • 草の過剰摂取

赤いうんち:大腸や肛門まわりの出血

赤い筋や血が混ざったうんちは、大腸・直腸などの下部消化管からの出血の可能性が高いです。
異物を飲み込んだり、肛門腺が炎症を起こしていることもあります。

考えられる原因
  • 大腸炎
  • 肛門の損傷(排便時のこすれなど)
  • ポリープ
  • 寄生虫感染

便の色に異常を感じたら、すぐに対応を

うんちの色に変化があったときは、下記のような対応を取りましょう。

  1. 便のサンプルを保管する
     診察時の参考になるので、清潔な容器にとって冷蔵保管しておきましょう。
  2. 直近の食事内容を確認する
     新しいおやつやフードを試していなかったか、振り返ってみましょう。
  3. 水分をしっかり摂らせる
     特に軟便・下痢時は脱水を防ぐために、飲水量を増やします。
  4. 24時間以上続いたら、すぐに動物病院へ
     便の色が戻らないときは、獣医師の診察を受けましょう。

3. 「便の状態」から分かる最適なドッグフード選びの秘訣と切り替え方法

「うんちの色やかたちが気になるけど、どう見ればいいの?」
そんな初心者さんにとって、毎日のお世話の中でできる健康チェックが“便の観察”です。

プロのトリマーとして多くのワンちゃんを見てきた経験からも、便の状態とフードの相性はとても深く関係していることがわかっています。

健康的な便ってどんなもの?

理想的な便は、

  • 色:チョコレート色〜こげ茶
  • 硬さ:つまんでも形がくずれないくらい
  • におい:強すぎず、拾いやすい

このような便が続いていれば、いまのフードがその子に合っている証拠です。

逆に、こんな便が出ている場合は注意が必要です。

気になる便の特徴考えられる原因
黒っぽい便消化不良、フードの脂肪分が多すぎる
灰色・白っぽい便脂肪の吸収不良、胆汁や膵臓のトラブル
黄色・緑がかった便炎症、フードの通過が早すぎる
白い粒や点が混じる便消化できていない成分(骨粉など)が含まれている

便から見直す!フード選びのヒント

愛犬の便を見て、「あれ?」と思ったら、フードの見直しどきかもしれません。
以下に、便のタイプ別におすすめのフード選びポイントをまとめました。

  1. 軟便が続く場合
  • 穀物フリー(グレインフリー)のフードに切り替える
  • 限定原材料タイプ(L.I.D.)のアレルゲン配慮フードもおすすめ
  • 例:アカナ、オリジンなど
  1. 便が硬すぎる場合
  • 水分量の多いウェットフードを混ぜる
  • 食物繊維がバランス良く入っているフードを選ぶ
  • 例:ナチュラルバランス「ウルトラプレミアム」
  1. ガスが多くてにおいが強い場合
  • 高消化性タンパク質(鶏肉・魚)メインのフードへ
  • 腸内環境を整えるプロバイオティクス配合タイプが◎
  • 例:ファインペッツ、ウェルネス「コア」

フードの切り替えはゆっくりと

新しいフードにする時は、1週間〜10日かけてゆっくり切り替えましょう。

切り替えスケジュールの例:

日数フードの配合割合
1〜3日目旧フード75% + 新フード25%
4〜6日目旧フード50% + 新フード50%
7〜9日目旧フード25% + 新フード75%
10日目以降新フード100%に切り替え完了

さらに大切なのが、切り替え中のうんちチェックです。

  • 色が極端に変わる
  • 下痢や軟便が続く
  • 食欲が落ちる

こうしたサインがあれば、切り替えペースをゆるめるか、動物病院に相談しましょう。

注意したいサインと対応

フードを変えたあとでも、以下のような変化が見られる場合はすぐに獣医師へ。

  • 血便が出た
  • 軟便や下痢が1週間以上続く
  • 便秘が3日以上
  • 食欲が急に落ちた

こうした症状は、フードだけではなく体調不良のサインかもしれません。

4. 意外と知らない!愛犬の便の色・形・硬さから読み解くフード相性診断と改善策

愛犬の健康状態をチェックするなら、まずは毎日の「うんち」に注目してみましょう。
お散歩で必ず目にするものだからこそ、ちょっとした変化に気づくことが、病気の早期発見やフードの見直しにつながります。

便の色・形・硬さには、ドッグフードとの相性がはっきりと表れます

健康的な便ってどんなの?

理想的な便の特徴はこんな感じです。

  • 色:チョコレート色〜こげ茶色
  • 形:コロコロとまとまりがあり、崩れにくい
  • 硬さ:拾いやすく、でも硬すぎない
  • におい:強すぎず、食べた内容に左右されない

このような便が続いているなら、いまのフードが体に合っていると考えられます。

気になる便のサインと改善のヒント

便の状態原因の可能性フード選びのポイント
赤褐色・黒い便上部消化管からの出血すぐに獣医師に相談。消化にやさしい低刺激フードへ
灰色・白っぽい便胆汁や脂肪の吸収不良高脂肪フードを避け、低脂肪タイプへ切り替え
緑色の便胆汁の過剰、消化不良、草の食べすぎ肉中心または穀物フリーに切り替えて様子を見る
柔らかすぎる便・下痢アレルギーや急なフード変更単一タンパク質・低アレルゲンのフードがおすすめ
硬すぎる便・便秘食物繊維不足、水分不足ウェットフードを混ぜる、水分量を意識する

フード切り替えはゆっくり、慎重に

いまのフードが合っていないかも?と思ったら、すぐに全部変えるのではなく、1週間〜10日ほどかけて徐々に切り替えるのがポイントです。

切り替え例:

  • 1〜3日目:旧フード75%、新フード25%
  • 4〜6日目:旧フード50%、新フード50%
  • 7〜9日目:旧フード25%、新フード75%
  • 10日目以降:新フード100%

急に変えると、お腹がびっくりして下痢になってしまうことも。
切り替え中は、毎日のうんちチェックを忘れずに。

便の変化を記録してみよう

便の状態をスマホのメモや日記に記録するのもおすすめです。
たとえば、

  • 「〇月〇日:新フード25%、便やわらかめ」
  • 「〇月〇日:形・色ともに良好!」

といった記録を続けておくと、体調やフードとの相性を客観的に確認できます
病院で相談するときにもとても役立ちます。

5. 「うちの子に合うドッグフードが分からない…」便の状態から見極める理想的なドッグフード選びと注意点

「ドッグフード、たくさん種類がありすぎて選べない…」
「高いのに、うちの子には合わなかった…」

そんな風に、愛犬のごはん選びに悩む飼い主さんは少なくありません。
でも実は、便の色や形に注目することで、フードとの相性がわかるヒントが見えてくるんです。

便でわかる、今のごはんが合っているかどうか

理想的な便の特徴は次の通りです。

  • チョコレート色に近い色
  • 柔らかすぎず、崩れにくい形
  • 手で拾っても形が残るくらいの硬さ

このような便が出ていれば、今のフードは消化吸収がうまくできているサインです。

逆に…

便の特徴考えられる体調のサイン
黒い便胃や腸の上部で出血している可能性
緑っぽい便消化不良やフードの通過が早すぎる
オレンジ色肝臓・胆嚢の働きに負担がかかっているかも
粘液が混じる腸の炎症、アレルギー反応の可能性

こうした便が何日も続くときは、まず動物病院で診てもらうことが優先ですが、フード選びの見直しも大切なポイントです。

愛犬に合ったドッグフードの選び方

フードを選ぶときの基本は、次の3つを押さえることです。

  1. 年齢・体格・活動量に合ったフードを選ぶ
     子犬、シニア犬、大型犬など、それぞれ必要な栄養バランスは違います。
  2. 原材料をチェック!最初に書かれているのが“肉”かどうかを確認
     例:チキン・ラム・サーモンなどの動物性タンパク質が最初にくるのが理想。
  3. アレルギーや体質に合わせて調整
     - 穀物が合わない子は「グレインフリー(穀物不使用)」
     - 軟便が続く場合は「単一タンパク質」の低刺激タイプを

フード切り替え時の注意点

せっかく良さそうなフードを見つけても、急に全部変えるのはNGです。
胃腸に負担をかけないよう、1〜2週間かけて少しずつ移行していきましょう。

切り替えの目安:

  • 1〜3日目:旧フード75%+新フード25%
  • 4〜6日目:旧フード50%+新フード50%
  • 7〜9日目:旧フード25%+新フード75%
  • 10日目〜:新フード100%

途中で便の状態に異変が出たら、いったん割合を戻すのも大切です。

高級=良いではない!相性がすべて

アイムスロイヤルカナンのような定番ブランドでも、その子に合えばOK。
反対に、オリジンアカナなど高品質フードでも、合わない子もいます。

いちばん大切なのは、「うちの子が快便で元気に過ごせているか」
見た目や値段ではなく、便で判断することがいちばん確実です。

ご縁

我が家はK9ナチュラルデビフを愛用しています。
長女19歳はスープごはんが大好きです。

水分補給もお忘れなく

便が硬すぎる、便秘がち…そんな時は水分不足も影響しています。

  • ドライフードだけでなく、ウェットフードを混ぜる
  • フードにぬるま湯を少し加える
  • 常に新鮮なお水を用意しておく

こうした工夫で、便の質がグッと安定することもありますよ。

まとめ

愛犬の「うんち」を見るだけで、その子の体調やフードの相性がわかるなんて、ちょっと意外かもしれません。
でも、毎日の便チェックは、愛犬の健康を守るうえでとても大切な習慣です。

便の色や形がいつもと違うと感じたら、
それは「ごはんが合っていないかも?」という小さなサインかもしれません。

大切なのは、高級かどうかではなく、その子に合っているかどうか
今日から少しずつ便を観察しながら、愛犬にぴったりのフードを見つけていきましょう。

「このごはん、おいしくて調子いいよ!」
そんな声が、きっとうんちから聞こえてくるはずです。

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