フリーズドライドッグフードは、生の食材を凍結して真空で水分だけを除去した加熱なしのフードです。
この記事は、製法の特徴・検証済み3商品の成分数値・選び方・与え方と切り替えの手順をまとめた資料です。

≪ 取得した資格≫
- JADP公認上級ペットケアアドバイザー
- JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
- JADP公認ドッグセラピスト
犬との暮らし17年、 多頭飼い歴9年、
保護犬ボランティア歴9年。
自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。
Instagram(フォロワーさん1.7万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。
※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。
フリーズドライドッグフードとは?製法の特徴
生の食材を凍結させたあと、真空状態で水分だけを除去する製法です。
熱を加えないため、加熱で失われやすい栄養素が残りやすいのが特徴です。
形状はパティ状・ナゲット状・細かく砕いたクランブル状などがあり、そのまま与えることも、水やぬるま湯で戻して与えることもできます。
似た製法にエアドライ製法があります。
こちらは低温の風で時間をかけて乾燥させる方法で、フリーズドライ(凍結乾燥)とは別の製法です。ZIWIなどが採用しています。
保存性も特徴のひとつです。開封前の賞味期限が1〜2年ある商品が多く、冷蔵・冷凍が不要で軽量なため、旅行時や災害用の備蓄にも使えます。
開封後は湿気を吸うと品質低下やカビの原因になるため、必ず密閉容器に入れて保存します。
成分数値の目安|検証済み3商品で比較
フリーズドライドッグフードは水分が少ないぶん、100gあたりの数値は一般的なドライフードと大きく異なります。
傾向は、タンパク質40%以上・糖質10%前後以下・約500kcal/100gです。
当ブログで保証成分値から計算した3商品の数値は次のとおりです。
K9ナチュラル ラム(ニュージーランド):タンパク質40.0%以上・糖質4.0%・515kcal/100g。
詳細はK9ナチュラル ラムのレビュー記事にまとめています。
WOOF(ワフ)フリーズドライ チキン(ニュージーランド):タンパク質44%以上・糖質は推定1〜6%(灰分非公開のため範囲推定)・500kcal/100g。
詳細はWOOF フリーズドライ チキンのレビュー記事にまとめています。
フロンティアペッツ FD ポーク(オーストラリア):タンパク質41.3%以上・脂質38.1%以上・糖質は推定10.2%・498kcal/100g。
詳細はフロンティアペッツ FD ポークのレビュー記事にまとめています。
糖質は「100−タンパク質−脂質−灰分−水分」で計算できます。
一般的なドライフードの糖質40〜50%と比べると大幅に低い水準です。
いっぽうでカロリーは約500kcal/100gと高いため、給与量を守らないと体重が増えやすい点に注意が必要です。
フリーズドライドッグフードの選び方
①原材料表の最初を確認する:原材料は配合量の多い順に並びます。
最初に「ラム」「チキン」「サーモン」など具体名の肉・魚があるものを選びます。
②保証成分値の開示を確認する:タンパク質・脂質・灰分・水分が公開されていれば、糖質を自分で計算して比較できます。
灰分が非公開の商品は糖質が範囲でしか推定できません。
③添加物を確認する:着色料・香料など不要な添加物が入っていないか、原材料表の後半を確認します。
④「総合栄養食」か「一般食」かを確認する:主食にするなら総合栄養食の表記が必要です。
一般食・おやつ表記の商品はトッピング用と割り切ります。
⑤小容量から試す:お試しサイズや少量パックのあるブランドが多いので、まず小さいサイズで愛犬との相性を確認してから大きいサイズに進みます。
主なブランドの製法と原産国
ステラ&チューイーズ(アメリカ):フリーズドライ製法。パティ状が中心で、全ライフステージ対応の商品があります。
オーガニック野菜を使った商品構成が特徴です。
K9ナチュラル(ニュージーランド):フリーズドライ製法。放牧で育てられた肉を使い、穀物不使用です。
ラム・ビーフなど味の種類が多く、当ブログではラムを検証済みです。
ZIWI(ジウィ)(ニュージーランド):こちらはエアドライ製法(フリーズドライとは別の低温乾燥製法)です。
原材料の96%が肉・魚で、小粒で与えやすい形状です。
与え方と切り替えの手順
主食として与える場合:水またはぬるま湯で5〜10分戻します。
戻したフードは冷蔵保存し、24時間以内に使い切ります。
トッピングとして使う場合:砕いていつものフードにふりかけます。
1日のフード量の10〜20%が目安です。
おやつとして使う場合:そのまま与えられます。
おやつは1日の総カロリーの10%以内に収めます。約500kcal/100gと高カロリーのため、少量でも計算に入れてください。
小型犬や子犬には、砕くか、十分に水で戻してから与えます。
高齢犬・持病のある犬・子犬に導入する場合は、事前にかかりつけの獣医師に相談すると安心です。
切り替えは9日以上かけて段階的に行います。
1〜2日目は旧フード90%+新フード10%、3〜4日目は75%+25%、5〜6日目は50%+50%、7〜8日目は25%+75%、9日目以降に新フード100%にします。
各段階で便の状態と食欲を確認し、問題がなければ次に進みます。
切り替え後に皮膚のかゆみ・嘔吐・下痢などが見られた場合は、すぐに元のフードに戻し、獣医師に相談してください。
活用しやすい場面
香りが強く嗜好性が高いため、夏場や病中病後などで食欲が落ちているときの選択肢になります(体調不良が続く場合は受診が先です)。
トレーニングのごほうびや、薬を包んで与える用途にも使われています。
軽量で常温保存できるため、旅行や引っ越しなど環境が変わる場面でも扱いやすいフードです。
歯が弱くなったシニア犬には、水で十分に戻すと柔らかくなり食べやすくなります。

