愛犬が時々ご飯を食べないと心配になるけれど病院に行った方が良いのかな・・・。
家のシニア犬もなかなか食べない事があるな・・・。
愛犬がご飯を食べなくなったら体調不良をまずは疑いましょう。
ですが、体調不良じゃなくてもご飯を食べないときはあるので、状況を見て病院に行くかどうかを判断します。
- 2日以上ご飯を食べない
- 下痢・嘔吐をする
- 震えている
- 元気がない
- 目がうつろ
- 触ろうとすると嫌がる
上記以外でも、いつもと違う様子があるなら動物病院で診てもらうのが良いでしょう。
色々試してもご飯をあまり食べないようなら、獣医師さんに相談すると病気じゃなくてもその子に合ったアドバイスを頂けるでしょう。
では、元気なのにご飯を食べない場合の理由と対処法をご案内します。
元気なのにドッグフードを食べない理由
ストレス
ご飯が食べれないほどのストレスを感じている場合はストレスサインを出しているでしょう。
犬のストレスサイン
犬は表現力が豊かで、ストレスサインも多くありますが、よく見るストレスサインをまとめました。
犬のストレスサインの詳細は「犬のストレスの原因を見極める方法と年齢や性格に合わせた発散方法」をご覧ください。
犬がストレスを感じる原因は
- 運動不足
- 長時間の留守番
- スキンシップ不足
- 環境の変化
- 飼い主・家族がイライラしている
などが考えられます。
警戒心が強い犬は食事をする場所や環境がいつもと違うと食べられません。
ストレスサインが出ていたらまず、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。
成長による味覚や必要な栄養素の変化
子犬・成犬・老犬と大きく成長過程が分かれますが、子犬と成犬、老犬では必要な栄養素や分量が変化します。
成長に伴い欲するものが変わるので栄養素の分量が自分に合っていないと食べない事があります。
人も野菜不足だと野菜が食べたくなったり、疲れていると甘いものが欲しくなったりしますよね。
適正な量を食べるけれども残す場合はドッグフードの見直しを検討しましょう。
- 1歳未満の子犬は成長速度が速いので、成犬の約2倍の栄養素が必要です。
- 少ない量でもしっかり栄養が取れる子犬用のフードをあげましょう。
- 1歳から6歳までの成犬は体重に合わせて適正な量のフードをあげましょう。
- 肥満に注意です。
- 7歳以上のシニア犬は体調や運動量・体重管理を繊細に行い愛犬の老化に合わせて健康な身体作りをしたいですね。
年齢を重ねると脂肪分の多いフードは食べれない子がいますね。
おやつの食べ過ぎ
犬用おやつは匂いや味、歯ごたえなど犬が好きなものを追求し作られていますが、おやつでは犬に必要な栄養が補えません。
おやつを沢山あげると今食べなくてもおやつが食べれると学習してしまうので、ご飯を食べなくなったらしばらくはおやつを抜きましょう。
老化
人と同じで犬も歳を取ると食が細くなり、脂っぽいものが食べれなくなります。
また、ドライフードを噛んで食べる犬は年齢により歯が弱くなりドライフードが食べにくくなっている可能性もあります。
目が見えない犬だと警戒心が強く不安になりやすいので、ゆっくり落ち着いて食べれる環境を整えることも大切になってきます。
- 噛む必要がない
- 食欲がなくても食べたくなる匂いがする
- たくさん食べなくても栄養が取れる
シニア犬には水分もしっかりとれて香りの良いリキッドタイプフードをおススメします。
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ドッグフードを食べないときの対処法
その子に合った美味しいご飯を探す
味・香り・歯ごたえ・大きさなど、犬にも好き嫌いがあるので、いくつかのフードや食材を試して好みを探してあげる事もご飯を残さない秘訣です。
その中でも犬の臭覚は人間の100万倍あると言われているので、香りはとても大切な要素。
逆に味覚は人間の1/5程度で味が薄くても歯ごたえや香りが強いものを好みます。
肉や魚が主原料の高品質なフードは、香味料など無添加でも食材の匂いを活かした美味しいフードが多いですね。
フリーズドライのドッグフードは高品質な肉類が90%以上で無添加な商品が多くおすすめ。
とにかく香りが素晴らしく崩しやすいので、通常のご飯のトッピングにも最強です。
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フードローテーション
ご飯の味を変えてあげるのも臭覚・味覚を刺激して食欲を増進する効果があります。
3種類位のフードを日ごとに変えてあげたり、朝と夜でご飯を変えるのも効果的。
トッピングを変えるのも簡単で味覚を刺激する方法ですね。
匂いを強くする
フードを温めると匂いがたつので電子レンジで温めたり、ぬるま湯を掛けてあげるのも効果があります。
ですが、ドッグフードは50℃以上温めると栄養素が崩れる可能性があるので様子を見ながら温めましょう。
また、ぬるま湯でふやかす苦手な子もいるので様子を見ながらあげて下さい。
我が家は野菜やお肉の煮汁でドライフードをふやかして香りUP作戦をしています。
食事場所や食器の見直しをする
神経質な犬や目が見えない、耳が聞こえない犬は食事をする際にじっと見られていたり騒がしかったりすると警戒をして食べづらくなるので、安心して食事できる環境を整えて下さい。
また、足や腰が悪い犬は食器が下過ぎると食べづらいので、前脚の付け根を目安に食器の高さを調節してあげると食べやすくなり食が進みます。
主原料が肉類のフードを選ぶ
犬は雑食なので肉類以外も食べるのですが、肉食が強い雑食なので穀物や豆類よりも肉類の方が消化しやすく旨味を感じます。
ドッグフードの原材料の一番初めに書いてある材料が肉類のフードを選ぶと香りもよく食欲が出ます。
1回のご飯の量を減らして回数を調節する。
1回では多く食べれない子には少量で少し物足りないかなと思わせるのも効果的です。
完食したら4時間程度間をあけてまたあげる。
完食しなかったら半日~1日あげません。
「今食べないと次はいつになるか分からない」と思わせるのも野生の本能を呼び起こしご飯を食べるようになる可能性が大きいです。
ご飯を完食したら褒めてあげる
愛犬は飼い主さんが大好きです。
飼い主さんに褒めて貰ったり、飼い主さんの喜んでいる姿を見るのと幸せになります。
是非完食した時には大げさに喜び褒めてあげて下さい。
まとめ
ご飯は健康の源、とても大切です。
愛犬がご飯を食べなくなったらまずは体調不良を疑い、いつもと違うところがないか観察しましょう。
体調が悪くないのに食欲がないようなら、食べなくなった理由を考えて対応してあげます。
- ストレスが原因ならまず、ストレス解消を考えます。
- 成長による味覚の変化がある年齢ならフードの見直しを考えます。
- おやつを毎日あげるご家庭はおやつを止めてみましょう。
- 7歳を過ぎて食欲が落ちたようなら食べやすいように柔らかくしたり、香りを引き立てる工夫をします。
その他にも個々に合わせて美味しいと思うご飯を探したり、味変や香りを強くするなどの工夫をしてみましょう。
いつまでも元気で楽しく過ごすためにちょっとずつ試してみてください。