Medycoat 満腹感ダイエット(メディコート)の正直レビュー|数値・特徴を解説します
食後すぐにおかわりを求める子の体重管理、どうすれば?
Medycoat(メディコート)は国産・多治見工場製のダイエット専用フード。ペットライン社がISO22000の品質基準のもと製造し、脂肪40%カット・カロリー20%カットを実現した成犬向け低カロリー設計。第1原材料は穀類グループで、食物繊維を3種配合して満腹感をキープしながら体重管理をサポートする。
我が家のシバイヌは食欲が強く、食後すぐにご飯場所をくるくると歩き回る子でした。メディコートの満腹感ダイエットに切り替えて2週間ほどで、食後の「もっとくれ」の時間が明らかに短くなったと感じています。数値だけでなく日常の変化で体感したフードです。
(著者・愛玩動物飼養管理士 ご縁 / @goen_dogs)
この記事でわかること
- Medycoat満腹感ダイエットの原材料全文と配合の特徴
- タンパク質・脂質・糖質・カロリーの実数値
- 低カロリー・食物繊維設計の仕組みと3つの理由
- 向いている犬・向いていない犬の違い
どんな原材料が入っているの?
原材料は配合量の多い順に記載される。第1グループが何かで、フードの設計思想がひと目でわかる。Medycoat満腹感ダイエットは穀類グループが筆頭で、食物繊維(セルロース・小麦ふすま・おから)と豆類も前半に配置されている。
■ 原材料全文(メーカー公式サイトより)
穀類(小麦粉、コーングルテンフィード、小麦ふすま、コーングルテンミール)、豆類(脱脂大豆、おから)、セルロース、油脂類(動物性油脂)、肉類(チキンレバーパウダー、ミートミール、チキンミール)、糖類(フラクトオリゴ糖)、セレン酵母、シャンピニオンエキス、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
配合チェックポイント
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✓ 第1グループは穀類
小麦粉・コーングルテンフィード・小麦ふすま・コーングルテンミールが先頭グループ。動物性タンパクよりも穀物が先行する穀物主体型の配合設計。 -
✓ 食物繊維3種の積み上げ
セルロース(不溶性)・小麦ふすま(不溶性)・おから(不溶性)の3種。胃腸でかさを増して満腹感を長持ちさせる設計。 -
✓ フラクトオリゴ糖(水溶性食物繊維)
腸内の善玉菌のエサとなるプレバイオティクス成分。満腹感だけでなく腸内環境も意識した配合。 -
✓ 亜鉛アミノ酸複合体
通常の無機亜鉛より吸収率が高いキレート型亜鉛。皮膚・被毛の健康維持に配慮した配合。 -
✓ 天然由来のみの酸化防止剤
ローズマリー抽出物とミックストコフェロール(ビタミンE系)のみ使用。BHA・BHTなどの合成酸化防止剤は不使用。 -
✓ 「動物性油脂」の表記
原料動物種が明示されていない油脂。品質の確認が難しい表記で、脂質の質にこだわる場合には留意点になる。
愛玩動物飼養管理士のメモ:不溶性食物繊維は胃腸内の通過時間を延ばすため、食後の血糖上昇をゆるやかにする働きも期待されます。ただしセルロース・小麦ふすまはいずれも不溶性で、腸内フローラへの直接的な働きかけは限定的。その補完としてフラクトオリゴ糖(水溶性食物繊維)がセットで配合されているのは、理にかなった設計といえます。
カロリーや糖質は何%?保証分析値を確認する
保証分析値から計算したタンパク質・脂質・糖質・カロリーをまとめた。
| 成分 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 25.5%以上 | 植物性・動物性タンパクの合算 |
| 脂質 | 5.5%以上 | メディコート腸内フローラケア比で約40%カット |
| 粗繊維 | 10.5%以下 | 食物繊維3種配合で一般ドライフードより高水準 |
| 灰分 | 10.0%以下 | ミネラル分(標準的水準) |
| 水分 | 10.0%以下 | ドライフードの標準 |
| 糖質(推定) | 38.5% | 100−(25.5+5.5+10.5+10.0+10.0)で計算 |
| カロリー | 約290kcal/100g | 同シリーズ比約20%カット |
| カルシウム | 0.7%(標準値) | 骨・歯の維持 |
| リン | 0.6% | カルシウムとのバランス |
| ナトリウム | 0.5% | 標準的な水準 |
※糖質は保証分析値から推定計算した値です(100−(タンパク質+脂質+粗繊維+灰分+水分))。不溶性食物繊維が多く含まれているため、実質消化性糖質はやや低い可能性があります。
なぜ多くの飼い主に選ばれているのか?
① 脂肪40%カット・カロリー20%カットの低カロリー設計
メディコート腸内フローラケア比で脂肪分を約40%、カロリーを約20%削減している。1日あたりの摂取カロリーを下げながら同じ食事量を維持できるため、食事量を減らすことへの抵抗感が少ない。約290kcal/100gという数値は一般的なドライフードの平均(約350〜380kcal/100g)と比較すると低い水準。
② 食物繊維3種配合の満腹感設計
セルロース・小麦ふすま・おからという不溶性食物繊維3種が重なり、胃腸でかさを増して満腹感を持続させる。食後にもおやつをねだる「食欲旺盛な子」の行動を抑えやすい設計。さらにフラクトオリゴ糖(水溶性食物繊維)が腸内フローラを整えるため、繊維の摂取が多くても腸内環境を維持しやすい。
③ 国産・小分けパッケージ・低価格で続けやすい
岐阜県多治見市のペットライン自社工場製で、全工程ISO22000(国際食品安全マネジメント規格)品質管理。225g×4袋の小分け仕様は1回分ずつ開封するため、大袋に比べて残りのフードが酸化にさらされる機会が少ない。1kgあたり約937円(2026年5月時点・Amazon参考価格)という水準は、国産ダイエットフードの中では維持しやすい水準。
ご縁のドッグフード糖質ランキングでは、Medycoat満腹感ダイエットを含む137商品の糖質・カロリー・タンパク質を比較しています。→ ドッグフード糖質ランキング137(保証分析値比較)
ISO22000は国際食品安全マネジメント規格で、HACCP(危害分析重要管理点)を包含した体系。ペットフードに同規格を適用している国内メーカーは限られており、ペットラインはその取得企業のひとつ。第三者審査機関による定期審査が義務づけられているため、「自社基準を満たしている」というだけでなく外部検証が入っている点が信頼の根拠になります。
どんな犬に向いている?向いていない犬は?
向いている犬
- 食欲が強く体重管理が必要な成犬(1歳以上)
- 食事量を変えずにカロリーを抑えたい飼い主
- 小分けパッケージで鮮度管理したい小・中型犬
- 避妊・去勢手術後に体重が増えやすくなった犬
- 国産フードを選びたい飼い主
向かない犬
- 小麦・とうもろこし・大豆アレルギーのある犬
- グレインフリー(穀物不使用)を希望する犬
- 低糖質食(糖質30%以下)を求める犬
- 動物性タンパクを主軸においた高タンパク食が必要な犬
- 11歳以上のシニア犬(専用シニアラインの検討を推奨)
※ アレルギーが心配な場合は、パッケージの原材料全文を必ずご確認ください。かかりつけの獣医師にご相談されることをお勧めします。
正直なところ:このフードのカロリーカットは低脂肪設計によるもので、糖質は約38.5%と一般的なドライフードとほぼ同水準です。「ダイエットフード=低糖質」と期待して選ぶと想定と異なる可能性があります。また、第1成分が穀類グループである点は動物性タンパク優先派には合わないかもしれません。「食欲旺盛で食べすぎてカロリーオーバーになりがち」という課題に対して、満腹感と低カロリーで応えるフードとして評価しています。
よくある質問

