失敗しない保護犬の里親になる方法|保護犬の居場所3カ所を徹底解説

保護犬の里親になる方法

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保護犬の里親になる方法を、保護犬に出会える3カ所(保健所・動物愛護センター/動物保護団体/里親募集サイト)の傾向と注意点・譲渡条件の例・正式譲渡までの流れでまとめた資料です。

目次

保護犬の種類
── 大きく2つに分けられる

保護犬は年齢・犬種・大きさ・性格・保護された経緯など多種多様ですが、大きく分けると「飼い主が分からない犬」(野犬・野良犬など中型犬が多い)「誰かが手放した犬」(一般の飼い主・ブリーダーやショップが手放した犬・多頭飼育崩壊で保護された犬)の2つです。

飼い主が分からない犬は多くの場合捕獲され、保健所や動物愛護センターで保護されます。
飼い主が分かっている犬は、保健所や動物愛護センターにはほとんどいません。

動物愛護管理法の2012年改正で終生飼養(動物がその命を終えるまで適切に飼養すること)が明示され、保健所は安易な理由での引き取りを拒否できるようになりました(環境省パンフレット参照)。
その後、2019年改正法が2020年から2022年にかけて段階的に施行されています。

保護犬に出会える3カ所の傾向と注意点
── 保健所・保護団体・募集サイト

① 保健所・動物愛護センター

保健所・動物愛護センターには野犬・野良犬出身で人に慣れていない中型犬が多い傾向があります。
保護施設では人に慣れてから里親を探しますが、怯えて「吠える」「噛む」「逃げる」心配があるため、人馴れしているかの確認は必須です。

人馴れ以外にも、犬種・年齢・性格・トイレのしつけの有無・散歩ができるか・元居た場所・保護された経緯・特別怖がるものがあるか・アレルギーの有無を質問して、自分のライフスタイルに合う犬かを確認してください。

行政からの譲渡は通常費用がかかりませんが、狂犬病予防注射の徹底と去勢・避妊手術の実施が条件の施設が多く、その費用は動物病院により異なるため事前に準備しておきましょう。

② 動物保護団体

保護団体には繁殖引退犬や事情で飼えなくなった犬など、純血の小型犬が多い傾向があります。
譲渡時は医療費や運搬費などの実費負担が一般的ですが、実費を大きく超える一律の高額請求をする団体や、保護施設を見せてくれない団体は避けてください

信頼できる団体を選ぶ基準は、ホームページがあるか・本拠地があるか・保護施設を見学できるか(施設内が清潔か)・一定の実績と評価があるか、の4点です。
できれば近くの団体で、困った時にすぐ相談できるスタッフがいることも大切です。

確実なのは、保健所・動物愛護センターに問い合わせて、登録されている保護団体を紹介してもらう方法です。
保護団体により保護している犬は多種多様なので、何件か問い合わせて自分のライフスタイルに合った犬を探してください。

③ 里親募集サイト

里親募集サイトには、保健所・動物愛護センターの犬、保護団体の犬、個人で里親を探している犬など多くの募集が集まっており、どんな犬がどこで募集されているかの情報収集に適しています。

ただし、譲渡決定後に高額な費用を請求される事例もあるため、譲渡元は必ず調べてください。
団体や個人のSNS発信も増えていますが、個人発信の場合は犬の状態や費用の内訳をしっかり確認することをお勧めします。

全国の動物愛護センター一覧

以下は、各都道府県の動物愛護センター・譲渡窓口の一覧です(47都道府県)。

スクロールできます
北海道北海道
東北青森岩手宮城秋田山形福島
関東茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
甲信越・北陸新潟富山石川福井山梨長野
中部岐阜静岡愛知三重
近畿滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
中国・四国鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知
九州・沖縄福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄
お住まいの都道府県をタップしてください。

保護犬の里親になる条件
── 例: 東京都動物愛護相談センター

どの施設・団体にも、保護犬に二度と辛い思いをさせないための譲渡条件があります。

例として、東京都動物愛護相談センターの譲渡条件は「都内在住で20歳以上60歳以下」「現在、犬や猫を飼育していない」「家族に動物アレルギーの人がいない」「家族全員が飼うことに賛成している」「最期まで責任を持って飼い続けられる」「経済的・時間的に余裕がある」「不妊去勢手術による繁殖制限を確実に実施できる」「集合住宅・賃貸の場合は規約等で飼育が許されている」「センター主催の譲渡事前講習会を受講している」の9項目です。

大阪府動物愛護管理センター札幌市動物愛護管理センター(あいまる さっぽろ)沖縄県動物愛護管理センターも、講習の受講・終生飼養・不妊去勢手術・家族全員の同意・ペット飼育可の住環境などが共通の条件で、年齢の上限や保証人の要否など細部は自治体ごとに異なります。
最新の条件は各センターの公式ページで確認してください。

各施設・団体で条件は異なりますが、ポイントは「最後まで責任と愛情を持って育てられるか」「経済的・時間的に余裕があるか」「ストレスなく飼育できる環境か」の3点に集約されます。

条件を満たしていなかったら

最近は条件の厳しさを見直す団体も増えており、条件に合わなくても飼育経験や在宅時間などで里親に選ばれることがあります。すぐに諦めないでください。

応募の際は、合わない条件と、それをカバーできるアピールポイントを丁寧に伝えましょう。
犬を飼った経験はもちろん、経験がなくても資格の取得などで知識があることもアピールポイントになります。
まずは預かりボランティアから始めるのもお勧めです。

里親になるまでの流れ
── 応募から正式譲渡まで

引き取りたい犬が決まったら、多くの場合、①譲渡希望を出す → ②条件の確認と面談日程の調整 → ③保護犬との対面・団体との面談(里親希望者宅の訪問がある場合も) → ④両者で検討 → ⑤合意したらトライアル期間(2週間程度)で一緒に暮らす → ⑥問題がなければ正式譲渡、という流れをたどります。

お金を払えばその場で連れて帰れるペットショップとは違い、応募から正式譲渡までは多くの手続きがあり、時間もかかります。

自分に合った保護犬の選び方と心の準備

保護犬を選ぶときは、ライフスタイルと住宅環境から考えます。
散歩の時間があまり取れないなら運動量の少ない小型犬、マンションや住宅密集地では穏やかであまり吠えない犬が向いています。
人馴れしていない中型犬も多くが第二の家庭を待っているため、時間と環境が許すなら中型犬も選択肢に入れてください。
子犬は人気がありますが、しつけに時間と費用の余裕がある人・飼育経験がある人向きです。

保護犬は人間の事情で心が傷ついていることが多く、懐くまでに時間がかかったり、合わない癖があったり、環境変化のストレスで体調を崩して治療費が必要になる場合もあります。
迎えた後の生活をたくさん想像して、家族と相談し、無理なく迎えられるかを考えてください。

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