多頭飼いをしようと思うけれど、失敗したくないな・・・。
多頭飼いに向いていない犬種を知ることで、自分の家で飼えるか考えましょう。
多頭飼いに向いていない犬種を選ばなければ大丈夫なの?
いいえ、
今までの生活環境や個性も大切な判断材料です。
ですが、多頭飼いに向いていない犬の特徴と理由を学ぶことで、
その犬は多頭飼いが良いのか単頭飼いか良いのかの判断基準を学べます。
今回は一人暮らしでも飼いやすい小型犬に限定して多頭飼いに向いていない犬種をご紹介します。
この記事でわかること
- 多頭飼いに向いていない小型犬の特徴
- 多頭飼いに向いていない小型犬
多頭飼いに向いていない犬がなぜ向いていないかを理解し、自分の家庭で迎え入れられるかを判断してください。
≪ 取得した資格≫
- 愛玩動物育養管理士
- JADP公認上級ペットケアアドバイザー
- JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
- JADP公認ドッグセラピスト
犬との暮らし16年、 多頭飼い歴7年、
保護犬ボランティア歴7年。
自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。
Instagram(フォロアーさん1万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。
※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。
犬種ごとの注意点も解説しますので、
後悔しないで新しい犬を決めるお手伝いが出来れば幸いです。
【多頭飼いに向いていない小型犬】単頭飼いが向いている特徴5つ
この記事では、多頭飼いに向いていない小型犬の特徴を5つにまとめました。
それぞれの犬種の特徴や、多頭飼いにおける注意点などを解説していきます。
多頭飼いに向いていない犬種の特徴
- 嫉妬深い
- ストレスを感じやすい
- 甘えん坊
- 独立心が強い
- 警戒心が強い
犬種の特徴だけでなく、年齢・環境・性格により個体差がありますので参考としてご覧ください。
1.嫉妬深い
嫉妬深い犬は、他の犬が飼い主に注意を向けるのを見るとライバル意識を抱きやすい。
なので、嫉妬心から無駄吠えをしたり人や他の犬・自分を噛んだりします。
単頭飼いで十分に愛情をあげる方が向いているかもしれませんね。
マルチーズ
チワワ
ペキニーズ
2.ストレスを感じやすい
ストレスを感じやすい小型犬は他の犬とのコミュニケーションが苦手。
そのため、他の犬に吠えたり、噛みついたりするなどの問題行動に発展しやすいです。
マイペースで、他の犬に興味がないような性格の犬がお似合いですね。
ミニチュア・ピンシャー
チワワ
柴
噛む・鳴くなどの問題行動は不安や恐怖からのストレスサイン。
ストレスの原因と対処方法を覚えることは幸せ犬生活の第一歩ですね。
▼~ストレスサインの見極め方~
犬のストレスの原因を見極める方法と年齢や性格に合わせた発散方法
3.甘えん坊
甘えん坊の小型犬は、他の犬が自分よりも飼い主に好かれていると感じると、嫉妬から攻撃に発展。
また、飼い主の注意を引くために吠える・噛むといった行動をするので多頭飼いは苦手です。
単頭飼いで愛情を十分にあげてください。
マルチーズ
チワワ
柴
4.独立心が強い
独立心が強い小型犬は、他の犬と群れを作らないのが特徴。
飼い主との絆が強く、他の犬が飼い主に近寄ると嫌がります。
同じように独立心が強く、他の犬にちょっかいを出さない犬種同士だと、平和に暮らせる可能性はありますね。
柴
チワワ
パグ
5.警戒心が強い
警戒心が強い小型犬は、ほかの犬を寄せ付けない。
縄張り意識が強く、他の犬が自分の縄張りに入ってくると、攻撃的な態度をとります。
安心して眠れる環境づくりをしてあげると、他の犬を受け入れやすくなる子ですね。
ミニチュア・ピンシャー
チワワ
柴
▼~犬語で愛犬と会話出来ます~
犬の気持ちや伝えたいことを聞く|カーミングシグナルは犬の共通言語
【多頭飼いに向いていない小型犬】厳選5犬種の特徴
多頭飼いに向いていない小型犬の特徴を5つの犬種を例に詳しく解説します。
この記事でわかること
- 多頭飼いに向かない小型犬の特徴
- 各犬種ごとの性格と注意点
- 多頭飼い成功のヒント
愛犬との幸せな暮らしのために、ぜひ参考にしてください。
多頭飼いに向いていない犬種
- チワワ
- ミニチュア・ピンシャー
- マルチーズ
- ペキニーズ
- 柴
チワワ | ミニチュア・ ピンシャー | マルチーズ | ペキニーズ | 柴 | |
---|---|---|---|---|---|
嫉妬深い | |||||
ストレスに弱い | |||||
甘えん坊 | |||||
独立心が強い | |||||
警戒心が強い |
犬種ごとの特徴や注意点も細かく表記しました。
新しい家族を決めるときの目安にしてください。
1.チワワ
- 勇敢
- 警戒心が強い
- 愛情深い
- 好奇心旺盛
- 神経質で臆病
チワワは小柄でマイペースで独立心が強く、飼い主にとても忠実。
なので、飼い主への依存症が高く神経質です。
他の犬に噛みついたり吠え続けたりするなどの問題行動を起こす可能性があるでしょう。
2.ミニチュア・ピンシャー
- 明るく元気いっぱい
- 好奇心旺盛
- 忠実で愛情深い
- 警戒心が強い
- 運動量が多い
ミニチュアピンシャーは、もともと番犬として活躍してきた犬種。
犬に対して警戒心が強く、攻撃的な傾向があります。
単頭飼い・多頭飼いどちらの場合もコミュニケーションのトレーニングをしてあげましょう。
3.マルチーズ
- 活発で明るい
- 従順で温厚
- 飼い主に対しては愛情深い
- 他人に対してはシャイ
- 気が強い
マルチーズは、穏やかで愛情深い性格
ですが、甘えん坊で飼い主に常にかまってほしい特徴があり、焼きもちを焼きやすい犬種です。
甘えん坊で嫉妬心が強い犬は単頭で飼うのが幸せな性格の子が多いですね。
4.ペキニーズ
- 猫のようにクール
- 愛情深い
- 忠実で、甘えん坊
- 繊細
ペキニーズは、警戒心が強く賢い。
しかし、独占欲と縄張り意識が強く、他の犬に対して攻撃的な態度をとることがあります。
マイペースな犬種となら多頭飼いを考えても良いでしょう。
5.柴
- 勇敢で警戒心が強い
- 我慢強く、頑固な一面もある
- 飼い主に忠実で、愛情深い
- 独立心が強く、自立した行動をとる
- 運動量が多いので、適度な散歩や遊びが必要
柴は、忠誠心が強い日本の代表的犬種。
独立心が強く、自分のペースを崩さない性格のため、他の犬との相性が悪い場合が多いですね。
ダントツで血の繋がりがないと多頭飼いが難しい犬種No.1。
「多頭飼いをしで後悔」本当にあるある3選
多頭飼いはお金や時間がかかると分かっていても、予想を超えて大変すぎて後悔をする場合があります。
この記事ではよくある3つの事例をご紹介します。
- 先住犬と相性が合わなくてトライアルが失敗した保護犬
- 予期せぬ病気で出費が多くなり後悔
- 想像していたよりも飼育時間がかかり後悔
後悔しない準備と心構えの参考にしてください。
1.保護犬を迎えたが、甘えん坊の先住犬と喧嘩が絶えず里親に出した
保護犬は過去の環境や経験から人や犬を怖がり、安心してリラックスするまでに時間が必要な場合があります。
警戒心の強い元保護犬は愛情不足なので、飼い主の愛情を十分に感じられる環境、単体での飼育が望ましいですね。
ですが、保護犬だからといって多頭飼いが出来ないとは限りません。
保護犬は愛情が不足している犬が多いですが、複数の犬たちと一緒に生活をしている犬もたくさんいます。
過去の環境や経験、性格を見て判断しましょう。
2.飼育費が思った以上にかかり家計費が苦しくなった
犬の飼育費として、フード・おもちゃ・トイレ・お手入れ用品など、基本的な費用がかかるのは分かるでしょう。
しかし、実際には、予期せぬ獣医師の診察や処方箋、緊急の医療状況に対応するための備えなど、追加の支出が次々に発生します。
予備の費用の準備も必要ですね。
3.犬の散歩などで自分の時間がなくなくなった
犬の多頭飼いはお金だけでなく、飼育にかかる時間が大幅に増えます。
特に複数匹居ると時間がかかるのは散歩ですね。
準備も大変ですが、犬たちがバラバラに行動するとなかなか進まないし力が要ります。
さらに、危険がないか気を配る必要があるので、疲れは倍増しますね。
散歩のトレーニングも複数匹で行うのは難しく、時間がかかるので覚悟が必要。
まとめ
この記事を書いている筆者は多頭飼いに向いていない犬、チワワとマルチーズの血が濃いミックス犬を多頭飼いしています。
長女のチワワが10歳になった頃、何の知識もなくマルチーズの血が濃いミックス犬を次女として迎えました。
理由は、長女が居なくなったら自分が辛いと思ったからです。
また、長女はマイペースであまりモフモフ出来ないのも理由でした。
そして、マルチーズの血が濃い次女との生活が始まると、次女は長女をずっとついて回りました。
マイペースで飼い主とも距離が必要な長女は、苦痛でストレスがたまり、酷い下痢で通院。
筆者は自分の愚かさで長女と次女を苦しめたことに泣きました。
多頭飼いに向かない犬がいる。
単頭飼いが向いている犬がいることを知り、後悔しました。
あれから6年、次女には厳しい試練に耐えて頂き、今では長女と距離を保ち穏やかに生活しています。
最後まで読まれた方はもう大丈夫ですよね。
後悔しない犬との楽しい生活を送りましょう。