犬の多頭飼いメリットとデメリット|失敗しない相性の見極め方

犬の多頭飼いメリットとデメリット

留守番が多いから、愛犬だけだと寂しくないかな・・・

多頭飼いはしたいけれど、相性が合うか心配

ご縁

犬の多頭飼いは幸せ増し増しですが、誰にでもおすすめ出来ることではありません。

この記事でわかること

  • 多頭飼いのメリットとデメリット
  • 多頭飼いに向いている犬種と犬同士の相性
  • 新しい犬の迎え方

まずは、犬の多頭飼いが出来る環境なのかをしっかり考えましょう。

そして、犬の多頭飼いが出来るようでしたら、犬の相性を見極めて後悔しない犬の多頭飼い生活を始めましょう。

目次

犬の多頭飼いのメリット・デメリット

犬の多頭飼いは沢山の幸せを与えてくれますが、デメリットも少なくありません。

メリットとデメリットをしっかり考えて、自分の環境と照らし合わせましょう。

メリット

  • 犬同士で遊んでくれるので、飼い主が遊んであげなくても運動不足を解消できます。
  • また、犬同士で寂しさを紛らわせてくれるので、飼い主が留守にすることが多い場合でも安心できます。(人が大好きな犬は難しい場合があります)
  •  犬同士が一緒に過ごすことで、社交性が高まり、ストレスを軽減することも嬉しいメリット。
  •  犬同士で学び合うことで、教えなくてもトイレの場所を覚えて頂ける可能性が高まります。(先住犬が新しい子を見習ってどこでもおしっこをしてしまう場合もあるので、最初は目を離さずに観察することが必要です。)

デメリット

  • 犬を飼うには、食費、おやつ代、散歩代、病院代、トリミング代など、さまざまな費用がかかります。2頭飼いすると、これらの費用が2倍になります。
  • 運動をしたり、寝たりするのにスペースが2倍必要になります。
  • お手入れ散歩時間が2倍になります。汚れものもしっかり2倍です。
  • また、縄張り争いやご飯、おやつの取り合いで喧嘩をする可能性は非常に高いのでご飯の時間は何も出来ないと考えましょう。

多頭飼いを検討する際には、これらのデメリットをよく検討し、飼い主が責任を持って飼育できるかどうかを判断する必要があります。

犬は多頭飼いだと寂しくないの?

犬は社交的な動物であり、多頭飼いをすることで犬同士が遊び仲間になることができます。

留守番の際にも寂しい思いをさせない可能性はあります。

しかし、飼い主(人)がいないと不安で犬同士では寂しさが取れない性格の犬もいます。

犬によっては他の犬がいない方が幸せな場合があることも念頭に置きましょう。

多頭飼いをするのに犬種や性別での相性を教えて

下記では犬種や性別で相性をご案内します。

ですが、犬種や性別は目安であって、個々の犬の性格は人と同じく一概には言えません。

一つの目安として読んでくださいませ。

多頭飼いに向いている犬種

性格が穏やかで、他の犬や人に対して友好的な犬種

性格が穏やかで、他の犬や人に対して友好的な犬種は喧嘩せず、他と犬と穏やかに過ごせる可能性が高いですね。

シー・ズー

シー・ズー

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリア

パグ

パグ

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグ

マルチーズ

マルチーズ

ポメラニアン

ポメラニアン

独立心が強く、他の人や犬に干渉しすぎない犬種

独立心が強く飼い主とあまりベタベタしない犬種は飼い主を取り合う喧嘩の心配が少ないです。

犬同士があまり干渉しあわないのも多頭飼いには必要な素質ですね。

パグ

パグ

シー・ズー

シー・ズー

ペキニーズ

ペキニーズ

ちわわ

チワワ

ご縁

我が家の3姉妹はすごく仲が良い訳ではないのですが、適度な距離を保ち落ち着いて生活をしてくれています。

パグとシー・ズーはどちらにも当てはまり多頭飼いにはとても適している犬種と言えますね。

性別による相性

オスとオス、メスとメスの組み合わせよりも、オスとメスの組み合わせの方が相性が良い傾向があります。

オス同士の場合は、競争心が強くトラブルが起こる可能性があるとされています。

メスは他の犬や人との関係を築きにくい、あるいは築かない傾向があり、干渉し淡ければ良いのですが、

喧嘩が始まると長引きやすい傾向があります。

ご縁

人と同じですね

一方、オスとメスの組み合わせの場合、オスがメスに対して保護的になることがあるため、トラブルが起こりにくいとされています。

大人びて気が強いメスと、行動が分かりやすく甘えん坊なオスという性格的な傾向を持つため、トラブルが起こりにくいとされています。

ですが、オスとメスだと妊娠をする可能性があるので、避妊・去勢手術は必要ですね。

ご縁

他にも体力や年齢に差がない方が同じ行動をしやすいので飼いやすいですね。

犬を実際に会わせて相性を見ることが大事

最終的には、犬を実際に会わせてみないと相性が分かりません。

犬を会わせた時に、一緒に遊んでみて、ケンカをしたり、威嚇したりしないかを確認しましょう。

犬同士の行動を観察することで、お互いの相性を確認することができます。

例えば、お互いに舐め合ったり、遊んだりする姿を見ることができると、相性が良いと言えます。

相性が合わない場合は別々の部屋で生活をさせなくてはいけない場合もあります。

犬同士の相性は個体差が大きいので相性が良いはずの犬種や性別でもしっかり確認しましょう。

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新しい犬を迎えたら~多頭飼いの始まり~

先住犬を優先し、徐々に一緒の時間と空間を作る

新しい犬を迎える前に先住犬の性格や行動パターンを尊重し、新しい犬は先住犬を大切にすることを覚えなければ上手くいきません。

新しい犬を迎えることは、先住犬にとっては大きな変化です。

まずは新しい犬のスペース(ケージやサークル内)で過ごして頂きながら生活の環境とリズムを見て頂きます。

先住犬、新しい犬共に落ち着いてきて、お互い居る事が当たり前になってきたら、新しい犬を自由にさせたり、匂いを嗅がせたりなどをして慣れさせます。

先住犬のストレスサインを見逃さない

新しい犬を迎えた時の先住犬のストレスサインを見逃さないことは大切です。

犬は、人間よりもストレスを感じやすく、そのストレスが体調不良や問題行動につながることがあります。

新しい犬を迎えた時、先住犬は、縄張り意識や嫉妬心からストレスを感じてしまうことがあります。

また、新しい犬のにおいや声に慣れていないために、不安や恐怖を感じてしまうこともあります。

先住犬がストレスを感じている場合、以下の様な症状が出ることがあります。

犬のストレスサイン
  1. 食欲不振
  2. 下痢や嘔吐
  3. 頻繁に吠える
  4. 噛む
  5. トイレの失敗
  6. 毛をむしる
  7. 引き籠もる

もし、先住犬にこれらの症状が見られたら、すぐにストレスの原因を探り、対処するようにしましょう。

ストレスの原因を特定できたら、その原因を取り除くようにしましょう。

先住犬がストレスを感じている場合の対処法

新しい犬との接触を制限先住犬が落ち着くまで新しい犬はケージやサークルで過ごして頂く時間を長くとり、先住犬が自由に今までの生活を過ごせる環境を作ります。
先住犬に専用のスペースを用意先住犬に専用のスペースが無い場合は、新しい犬と離れたい時に逃げ込める先住犬だけのスペースを用意しましょう。
先住犬との時間を増加犬は飼い主が大好きなので、先住犬との遊び、コミュニケーション時間を増やすことで気持ちが楽しくなりストレスが解消できます、
犬同士の食事場所の確保取られるかもしれないという不安を取り除きます。

新しい犬を迎えたら新しい犬を迎える前よりも先住犬とのコミュニケーション時間を多く作ると、飼い主の愛情を感じて安心します。

先住犬のストレスがひどい場合は、獣医師に相談しましょう。

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犬同士が喧嘩をしてしまった場合、どのように状況を判断すればよいですか?

犬同士が喧嘩をした場合、以下のように状況を判断することができます。

  • 喧嘩の激しさを見て、犬同士が本気で攻撃し合っているのか、遊びやじゃれ合いの一環として行っているのかを判断します。
  • 攻撃的な鳴き声や唸り声が聞こえる場合は、喧嘩の兆しです。
  • 牙を剥き出し、全身の毛が逆立っている場合は注意が必要です。
  • 噛みつきがある場合は、即座に止めましょう。
  •  順位争いや縄張り争いの一環としての喧嘩である場合は、仲裁せずに静観することも大切です。

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございます。

私は一人暮らしで愛犬に留守番をさせることが多いので、次女を迎えました。

当時長女は10歳、生後3ヶ月の次女は長女の後をずっとついていきました。

長女はストレスで下痢が止まらず、動物病院に相談しました。

それから半年位、次女は長女に近づくとケージに入れられる生活が続きました。

私は多頭飼いの難しさを全く勉強せずに次女を迎え、姉妹にストレスを与えてしまいました。

その後、愛玩動物飼養管理士の資格を取ったり、保護犬活動をする事で犬についての勉強をしましたが、過去は戻せません。

この記事は、長女と次女に負担をかけた過去の私に向けて書いた記事です。

そして、同じ思いをする方がこの記事を読んで、多頭飼いをスムーズに始められるお手伝いができていれば幸いです。

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