犬の留守番中のトイレの失敗を減らすための具体的な対策やストレス軽減方法について、詳しく解説します。
留守番中の犬のトイレの問題を解決し、安心して外出できるようにしましょう。
この記事で分かる事
- 犬が留守番中にトイレを失敗する原因
- 留守番中に失敗しないトイレトレーニング方法
- 留守番中に失敗しないトイレの設置方法や掃除方法
犬が留守番中にトイレの失敗をする原因
1.トレーニング不足
犬は驚くほど学習能力が高く、適切なトレーニングで確実にトイレの習慣を身につけます。
しかし、場所を教えてあげないと自然に理解することはできません。
新たな家族として犬を迎えたら、最初の一歩として、トイレトレーニングにじっくりと時間をかけましょう。
2.ストレスや不安
犬は感情豊かでストレスや不安を感じると身体的な反応を示すことがあります。
留守番は犬にとって大きなストレス源となります。
飼い主がいない孤独感や、いつ飼い主が戻ってくるのかという不確定さが犬に不安を引き起こします。
このストレスや不安は、犬がトイレの失敗をする一因となります。
緊張や不安が高まると、消化系の活動が活発化し急に排泄したくなります。
そしてトイレの失敗に繋がります。
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3.留守番中に失敗しやすいトイレ
人の出入りが多い場所や騒音の多い場所にトイレを設置すると、犬は排泄に適した静かな環境を求めて他の場所で排泄してしまうかもしれません。
トイレのサイズが小さい場合も、犬が快適に排泄できないので他の場所で行います。
犬によっては、トイレの素材を嫌がることもあります。
トイレが汚れていると、犬は綺麗好きなので他の場所で排泄するかもしれません。
4.トイレが「汚れている」と「匂いが付いている」は違う
犬のトイレは常に清潔に保ちつつ、犬がその場所をトイレと認識するための適度な匂いを維持することが理想的です。
しかし、これは「汚れている」という意味ではなく、犬がその場所で一度排泄した記憶、つまり微量の匂いが残っていることを指します。
トイレが汚れていると、犬は綺麗好きなので他の場所で排泄するかもしれません。
留守番中にトイレの失敗を防ぐためのトレーニング方法
1.トイレが成功した時の対応方法を決める
愛犬がトイレでちゃんと排泄したら、まずは「よくやったね!」と伝えるためにご褒美をあげましょう。
これは、愛犬に「トイレでおしっこやうんちをすることが良いことだよ」というメッセージを伝える大切なステップです。
ただし、留番中はご褒美をあげることが出来ないのでご褒美の回数は少しずつ減らしていきましょう。
2回に1回ご褒美と決めるよりも、ランダムにあげる(可変化率強化スケジュール)方が犬は頭を働かせて覚えが良いですよ。
特定の行動を何回か繰り返すと、その行動に対してランダムなタイミングで報酬がもらえる方式です。
報酬が出るタイミングは予測できないから、次に何が出るかわくわくしながら続けます。
ガチャで例えると、「平均して5回に1回、ガチャでレアなキャラクターが出る」ゲームがあったとします。
しかし、実際には1回目に出たり、6回目に出たり、ちょうど5回目に出たりと、いつレアキャラが出るかは全く予測できません。
その予測できない楽しみが、ゲームを続けるモチベーションとなり続ける行動ですね。
2.成功したらとにかく褒める
ご褒美があるなしに関わらずトイレの成功をしたら、たっぷり褒めてあげましょう。
優しい大きな声で「よくできたね!」など声をかけながら全身で喜びを表現すると、愛犬はトイレで成功する喜びを感じ、次回もトイレで排泄したくなるようになります。
ですが、最終的にはご褒美や褒めることがなくてもトイレに行くようになることが目標です。
徐々に喜びの表現を小さくして行きましょう。
3.失敗したらどうする?
トイレ以外の場所で排泄をしてしまったら、怒らずに静かに掃除をしましょう。
そして、その後は無視をします。
これにより、愛犬は飼い主が喜んでくれる場所と喜ばない場所があることを覚えます。
犬は飼い主が大好きなので飼い主が喜ぶ方法を徐々に覚えて行動していきます。
言葉が通じないのですぐに覚えるのは難しいですが、たっぷり愛情を込めてトレーニングをしたら必ず愛犬は答えてくれます。
そして、留守番中でもトイレの失敗を減らすことができます。
留守番中にトイレを失敗しないための準備と対策
1.留守番中のトイレの失敗をしない為の事前準備
犬のためのプライベートな場所を設定し、その中に愛犬のお気に入りのものを置きましょう。
これは犬が留守番中にリラックスして過ごすための場所になります。
この安全な場所があることで、犬は留守番中でも安心感を得ることができます
- 温度・湿度が快適で飲食に困らない場所
- 大きな音や他の動物や人間からの脅威の心配がない場所
- 体が傷つく危険なものがなく、ゆっくりと眠れる場所
2.留守番中の失敗を減らすトイレの設置方法
トイレの設置場所は、留守番中の犬のトイレの失敗を減らす上で重要な要素です。
適切な場所にトイレを設置することで、犬が排泄する場所を理解しやすくなります。
- 犬がよく過ごす場所に設置する。
- サイズは犬の大きさに合わせて選ぶ。
- トイレの周囲は清潔に保つ。
- トイレを固定する。
トレーニング中のトイレは大き目の方が成功しやすく褒める機会が増えますね。
3.留守番中のストレス軽減方法
犬の留守番中のストレスを軽減するためには、次の方法があります
- 留守番前に散歩や遊びをして犬のエネルギーを消耗させましょう。
- 知恵遊びやおもちゃは脳を活性化させながらエネルギーを消耗させます。
- リラックスできる音楽や自然の音を留守番中に流すと、犬の不安を和らげることができます。
- トイレを清潔にし、綺麗なお水を準備するなど犬が快適に留守番できる環境づくりをしましょう。
- 犬のお気に入りのおもちゃやブランケットを与えると、安心感が増します。また、リラックス効果のある香りも活用しましょう。
- 留守番前にトレーニングを行い、褒めたりご褒美を与えることで犬に自信と安心感を与えます。
これらの方法を試して、愛犬のストレスを軽減しましょう。
ただし、犬によって反応や好みは異なるので、愛犬の様子をよく観察しながら適切な対策を行ってください。
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トイレを失敗した場所の匂いを残さない掃除方法
犬のトイレの失敗箇所から臭いを取り除くことは大切です。
臭いを取り除くことで、飼い主と犬の健康を守り、トイレトレーニングの効果を高めます。
匂いを取るのに効果的な掃除方法
- トイレの汚れを取り除きます。
- トイレの汚れ物の臭いを吸収するペーパータオルを敷きます。
- ペーパータオルの上から重曹を振りかけます。
- 重曹を浸透させるために、10分ほど放置します。
- 重曹を掃除機で吸い取ります。
- トイレを水で洗います。
重曹の代わりにクエン酸を使うのも効果的です。
まとめ
犬の留守番中のトイレの失敗は、飼い主にとっても犬にとってもストレスとなります。
一長一短で覚えるのは難しいですが、犬は非常に賢くいので愛情を込めてトレーニングをすれば必ず成功します。
一貫性をもってご褒美を上手に使いまずはトイレの場所を覚えて頂きましょう。