犬のうんちの色7種でわかる健康状態とドッグフードの見直し方

ドッグフードの便でわかるフードの相性

犬のうんちの色・形・硬さには、体調とドッグフードの相性が表れます。
この記事は、便の色7種の意味と対応・便のタイプ別のフードの見直し方・切り替えの手順をまとめた資料です。

この記事を書いた人

≪ 取得した資格≫

  • JADP公認上級ペットケアアドバイザー
  • JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
  • JADP公認ドッグセラピスト

犬との暮らし17年、 多頭飼い歴9年、

保護犬ボランティア歴9年。

自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。

Instagram(フォロワーさん1.7万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。

※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。

目次

うんちの色7種でわかる健康状態と対応

便の色は、消化の状態と食べているフードの影響を映します。
色の異常が続くときは、フードの見直しより動物病院の受診が先です。

茶色(中〜濃い茶・チョコレート色):正常な状態です。
フードとの相性も良好で、そのまま続けて問題ありません。

黒色・暗赤色(タールのような便):胃や十二指腸など上部消化管からの出血の可能性があります。
考えられる原因は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・消化管の腫瘍・異物の誤飲による損傷などです。
血液が消化されて黒くなるため見た目では気づきにくく、緊急性の高いサインです。すぐに動物病院へ連れて行ってください。

黄色・オレンジ色:消化不良や、肝臓・胆嚢の負担が考えられます。
消化にやさしいフードへの切り替えを検討し、続く場合は受診してください。

白っぽい・灰色:胆汁や膵臓のトラブル、脂肪の吸収不良の疑いがあります。
高脂肪フードの見直しを検討したうえで、早めに相談してください。

緑色:胆汁の過剰分泌・消化不良・草の食べすぎで見られる色です。
急なフード切り替えの直後や早食いでも起こります。

赤い血が混ざる:大腸・直腸・肛門まわりなど下部消化管からの出血の可能性が高い状態です。
考えられる原因は、大腸炎・肛門の損傷・ポリープ・寄生虫感染・異物の誤飲などです。すぐに受診してください。

粘液が混ざる:腸の炎症やアレルギー反応のサインです。
フードに含まれる成分の見直しを検討します。

色のほかに、白い粒や点が混じる場合は、消化できていない成分(骨粉など)の場合と、条虫など寄生虫の一部の場合があります。
見た目では区別できないため、便を持参して受診で確認してください。

理想的な便の状態

色はチョコレート色〜こげ茶、つまんでも形がくずれない程度の硬さで拾いやすく、においが強すぎないのが理想的な便です。
この状態が続いていれば、いまのフードが合っているサインです。

散歩のたびに色・形・においを確認し、「いつもと違う」と感じた便は日付と一緒にメモしておくと、受診時の判断材料になります。
気になる便は密閉容器にとって冷蔵保管し、動物病院へ持参するとスムーズです。

便のタイプ別のフードの見直し方

病気の可能性を受診で除外したうえで、フード側は次の観点で見直します。

軟便が続く場合:タンパク源を1種類に絞った低アレルゲンタイプ(単一タンパク質・L.I.D.)が選択肢になります。
穀物が合わない子には、グレインフリー(穀物不使用)という選択肢もあります。合う・合わないには個体差があります。例:アカナ、オリジンなど。

便が硬すぎる・便秘がちの場合:水分不足や食物繊維の不足が影響します。
水分量の多いウェットフードを混ぜる、フードにぬるま湯を少し加える、常に新鮮な水を用意する、食物繊維がバランスよく入ったフードを選ぶ、が対策です。例:ナチュラルバランスなど。

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ガスが多く、においが強い場合:消化しやすい動物性タンパク質(鶏肉・魚)が主原料のフードへの見直しが選択肢です。
プロバイオティクス配合のフードもあります。例:ファインペッツ、ウェルネス コアなど。

定番か高級かではなく、相性で判断するアイムスロイヤルカナンのような定番ブランドでも、その子に合っていれば問題ありません。
オリジンアカナのような高価格帯のフードでも、合わない子はいます。判断基準は便の状態です。

フードを選ぶときの基本は3つです。
①年齢・体格・活動量に合ったものを選ぶ(子犬・シニア犬・大型犬で必要な栄養バランスは違います)。
②原材料表の最初に「チキン」「ラム」「サーモン」など具体名の動物性タンパク質があるかを確認する(原材料は配合量の多い順に記載されます)。
③アレルギーや体質に合わせて調整する。

フードの切り替え手順(7〜10日)

新しいフードには、1週間〜10日かけて少しずつ切り替えます。
1〜3日目は旧フード75%+新フード25%、4〜6日目は旧フード50%+新フード50%、7〜9日目は旧フード25%+新フード75%、10日目以降に新フード100%にします。
急に全部変えると、消化不良で下痢になることがあります。

切り替え中は毎日便を確認します。
色が極端に変わる・下痢や軟便が続く・食欲が落ちる、といったサインが出たら、切り替えペースをゆるめるか、割合をいったん戻して様子を見ます。それでも続く場合は動物病院に相談してください。

「◯月◯日:新フード25%・便やわらかめ」のように割合と便の状態を記録しておくと、フードとの相性を客観的に確認でき、受診時にも役立ちます。

すぐに動物病院へ行くべきサイン

次の場合は、フードの見直しより受診を優先してください。
黒い便・赤い血が混ざる便が出たとき。軟便や下痢が1週間以上続くとき。便秘が3日以上続くとき。食欲が急に落ちたとき。便の色の異常が24時間以上戻らないとき。

診察の参考になるため、便のサンプルを清潔な容器にとって冷蔵保管し、直近の食事内容(新しいおやつやフードを試していないか)を整理してから受診するとスムーズです。

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