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災害時のペットフード備蓄は最低7日分が目安です。
過去の大規模災害ではペットフードの店頭在庫は数日で枯渇し、とくにプレミアム系・療法食は災害後の調達がほぼ不可能です。
本記事は体重別の備蓄量・管理方法・フード以外の必需品をまとめた資料です。
何をどれくらい備蓄する?
── 体重別・7日分の目安
目安は小型犬の平均カロリーで計算した以下の量です。
体重3kg:1日約70g・7日分約500g・水7日分2.1L。
体重5kg:1日約100g・7日分約700g・水7日分3.5L。
体重7kg:1日約130g・7日分約910g・水7日分4.9L。
体重10kg:1日約170g・7日分約1,190g・水7日分7L。
フードごとのカロリー・給与量目安に応じて調整し、シニア犬は少し多めに見積もります。
療法食を食べている犬は災害後の調達がさらに困難になるため、最低14日分を目安に多めにストックし、獣医師に災害時の代替案も相談しておきます。
シニア犬は水分摂取量が減りがちなので、ウェットフードも多めに用意すると水分補給を兼ねられます。
備蓄の3点セット
── 食料・水・容器
① いつものドライフード(最低7日分)
普段食べ慣れたフードを未開封のまま7〜14日分備蓄します。
シニア犬は環境変化に弱く、災害ストレス+フード変更のダブルパンチで拒食する可能性があるため、慣れた味が最優先です。
② 小容量パックのドライ/ウェット
800g以下の小袋タイプを数袋。
避難所への持ち運びや、分けて使い切りやすいのが利点です。
ウェットフードのパウチは水分補給も兼ねられます。
③ 飲料水・容器・食器
人間用と同じ「1日2L目安」の飲料水を確保します。
給水皿・食器・スプーン(小型犬は計量用)も忘れずに用意し、プラスチック製の軽量タイプが避難所向きです。
フリーズドライ系(ジウィピーク・WOOF(ワフ)など)は軽くて長持ちし、水でほぐして食べられるため災害備蓄に向きます。
ローリングストック法
── 賞味期限切れを防ぐ管理方法
非常用備蓄を使い回しながら新しい在庫を補充する方法です。
手順は、普段使い用のフードと別に備蓄用の同じフードを1袋多めに購入し、備蓄分が古くなったら普段使いに回して消費、新しいフードを購入して備蓄に補充、これを繰り返して常に新鮮な備蓄を維持します。
3〜6ヶ月ごとに在庫チェックして賞味期限切れを防ぎます。
災害備蓄に向くフードの特徴
── 5つの見分け方
未開封で賞味期限12ヶ月以上あるものが望ましく、小袋・小容量タイプは開封後の劣化を防げて避難所でも配分しやすくなります。
水でふやかせるタイプは飲水困難時の水分補給も兼ねられ、フリーズドライ系のような軽量・コンパクトな形状は運びやすさで有利です。
そして最も大切なのが食べ慣れた味——ストレス下でも食欲が落ちにくくなります。
忘れがちな備蓄品
── フード以外の必需品
迷子になったときのための愛犬の写真、かかりつけ獣医師・夜間救急の連絡先メモ、常用薬・サプリメント1〜2週間分、マイクロチップ登録情報のコピー、狂犬病予防接種証明書のコピー、ウェットティッシュ・ペットシーツ、キャリーバッグ・首輪・リード、夜間用ライト(小型犬の足元確保)を揃えておきます。
避難バッグに入れる「3日分セット」の中身は、ドライフードを小分けジップロックで3日分、ウェットフードを1日1個ずつ(水分補給兼用)、飲料水500mlペットボトル3〜5本、折りたたみシリコン食器・水入れ、常備薬とサプリ1週間分、ペットシーツとうんち袋を多めに、リード・ハーネス・口輪、ワクチン証明と狂犬病予防注射票のコピー、迷子になったとき用の愛犬の写真です。
避難所へのペット同行
── 事前確認と複数プラン
避難所でのペット受け入れは自治体によって対応が異なります。
事前にお住まいの自治体のペット同行避難ルールを確認しておきます。
ペット可避難所が限られていることが多いため、車中避難・親戚宅避難も含めた複数プランを持っておくと安心です。
自治体によってはペット用備蓄もありますが、量・種類は限定的なため、普段から食べ慣れたフードを必ず7日分は手元に置きます。
よくある質問
Q. 普段のフードと違うものを与えても大丈夫?
災害時は「食べてくれるものを優先」が原則です。ただしお腹を壊しやすい犬はストレス下で症状が悪化する可能性があるため、慣れたフードがベストです。
Q. 療法食は備蓄できる?
病気で療法食を食べている犬は災害後の調達がさらに困難です。普段から多めにストックするか、獣医師に災害時の代替案を相談しておきましょう。
Q. キャットフードを犬に与えても?
緊急時の1〜2食ならOKですが、キャットフードはタンパク質・脂質が犬には高すぎるため長期は不可です。犬用を猫に与え続けるのもタウリン不足になりNGです。
Q. ローリングストック法とは?
備蓄品を普段使いしながら、使った分を補充する方法です。常に新鮮な備蓄が確保でき、フードは賞味期限の6ヶ月前を目安に入れ替えます。
Q. シニア犬の特別な備蓄は必要?
療法食が必要な子は最低14日分。獣医師に相談して処方箋・薬の予備も用意します。シニアは水分摂取量が減りがちなので、ウェットフードも多めに用意します。
Q. 停電時のドッグフードの保存は?
ドライは未開封なら常温で問題ありません。開封後は密閉容器+冷暗所。ウェット缶は未開封OK、開封後は早めに使い切ります。冷凍ストックは停電2〜3日で危険水域です。
Q. 避難所にフードを持参していない場合は?
自治体によってはペット用備蓄もありますが、量・種類は限定的です。普段から食べ慣れたフードを必ず7日分は手元に置いてください。
Q. 賞味期限が近づいた備蓄フードは?
普段のごはんに回して消費し、新しいものを備蓄に補充します(ローリングストック法)。半年〜1年前に一度は在庫チェックをしておくと期限切れを防げます。
ご注意
本記事は環境省指針および一般的な情報に基づく解説です。
避難所の対応・自治体の支援内容は地域により異なります。
お住まいの自治体の最新情報も必ず確認してください。
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