ドッグフードの無添加は安心?3つの落とし穴と見分け方

ドッグフードの無添加は安心?3つの落とし穴と見分け方
この記事を書いた人

≪ 取得した資格≫

  • 愛玩動物育養管理士
  • JADP公認上級ペットケアアドバイザー
  • JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
  • JADP公認ドッグセラピスト

犬との暮らし17年、 多頭飼い歴9年、

保護犬ボランティア歴9年。

自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。

Instagram(フォロアーさん1万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。

※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。

パッケージに大きく書かれた「無添加」の3文字。
それだけで「このフードなら安心」と手に取りたくなりますよね。
でも実は、「無添加」は万能の安心マークではありません
この記事では、表示ルールのすき間にある3つの落とし穴と、「無添加」の文字に頼らないフードの見分け方をやさしく解説します。

目次

落とし穴① 原料由来の添加物は書かれない(キャリーオーバー)

いちばん知ってほしいのがキャリーオーバーという表示ルールです。
原材料の段階で添加物が使われていても、最終製品の中で機能を発揮しないごく微量なら、表示しなくてよいことになっています。
たとえば着色されたカニカマを原料に使っても、原材料欄には「カニカマ」とだけ書けばよく、色素の名前は出てきません。
つまり「無添加」と書かれたフードにも、原料由来の添加物が含まれている可能性はあるのです。

落とし穴② 「何が」無添加なのか書かれていないことがある

ひとくちに無添加といっても、「着色料が無添加」「保存料が無添加」「香料が無添加」では意味がまったく違います。
着色料だけ無添加で、合成酸化防止剤は入っている——そんなケースもあります。
なお、2024年のガイドライン改訂で、対象をはっきりさせない単独の「無添加」表示は誤解を招くおそれがあるとして認められなくなりました
それでも古いパッケージや広告文には残っていることがあるので、「何の」無添加なのかを必ず確かめるクセをつけてください。

落とし穴③ 無添加=長持ちしない

酸化防止剤を使わないフードは、脂質の酸化が早く進みます。
つまり無添加フードほど賞味期限が短く、開封後の管理がシビアになります。
大袋を何か月もかけて食べさせると、せっかくの無添加フードが酸化した状態になりかねません。
無添加を選ぶなら、1kg前後の小袋を選び、開封後1か月以内に使い切るのがセットだと考えてください。
酸化防止剤の役割については酸化防止剤の解説記事で詳しく書いています。

「無添加」の4文字より確実な見分け方

  • 📋 原材料欄を最後まで読む——「無添加」の文字より、何が入っているかの一覧が真実です
  • ✅ 酸化防止剤は天然系(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物)かをチェック
  • 着色料・発色剤・香料の記載がないか、素材由来かをチェック
  • 📞 気になることはメーカーに直接質問——誠実なメーカーほど丁寧に答えてくれます

わからない名前が出てきたらドッグフード添加物一覧(五十音辞典)で引いてみてください。
「避けたいもの」と「むしろ安心なもの」を3段階で示しています。
ビタミンやミネラルなどの栄養添加物はむしろ必要で、総合栄養食の基準を満たすために入っています。
「添加物ゼロがいちばん」と思い込まなくて大丈夫です。

原材料がシンプルなフードの例

「原材料欄を読むのがいちばん」と言われても、長い一覧を読むのは大変ですよね。
そんな方には、そもそも原材料の数が少ないフードという選択肢もあります。
当ブログでレビューした中では、タンパク質40%・糖質約7%、ニュージーランド産フリーズドライのK9ナチュラル ラム(正直レビュー)が代表格です。
生肉・内臓・卵など素材中心の構成で、着色料は一切使われていません。

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よくある質問

Q. 「無添加」と書いてあるフードは買わない方がいいの?

A. いいえ、無添加表示そのものが悪いわけではありません。
誠実な無添加フードもたくさんあります。
大切なのは表示を入り口にして、原材料欄まで確認することです。

Q. キャリーオーバーまで気にしたら、選べるフードがなくなりませんか?

A. 完璧を目指す必要はありません。
原材料欄に書かれている範囲で、避けたい添加物がないかを確認できれば十分合格点です。
気になる場合はメーカーへの質問が確実です。

Q. 「ヒューマングレード」なら無添加より安心?

A. ヒューマングレードは「人の食品と同じ基準の原料」という意味で、添加物の有無とは別の話です。
どちらも参考情報のひとつとして、最終的には原材料欄で判断してください。

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参考にした主な資料

食品表示に関する公的ガイドライン(2024年改訂)/キャリーオーバーに関する表示ルール解説/一般社団法人ペットフード協会「ペットフードと添加物」。
内容は2026年6月時点の情報です。

※本記事は飼い主としての経験に基づく個人の感想です。愛犬の体調・体質には個体差があります。気になる症状がある場合は獣医師にご相談ください。

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