愛犬が散歩を嫌がるけれど、嫌がらない方法はあるの?
凄く嫌がっても散歩に行く必要があるのかな?
今回はこんな疑問にお答えします。
本記事の内容
犬が散歩を嫌がる理由と理由別の対処法
犬が散歩をすると良い理由
嫌がる犬にも散歩は必要なのか
散歩が好きになる方法
犬を飼うと毎日散歩に連れて行くのが理想ですが、嫌がる犬はなぜ嫌がるのかを知っているでしょうか。
また、何故散歩が必要なのかをご存知でしょうか。
今回の記事を読んで、愛犬が散歩を嫌がる理由と対処法が分かれば幸いです。
また、嫌がる理由によっては散歩を止める方が良いことがあるので、愛犬の様子を考えながら最後まで読んでください。
≪ 取得した資格≫
- 愛玩動物育養管理士
- JADP公認上級ペットケアアドバイザー
- JADP公認トリマー・ペットスタイリスト
- JADP公認ドッグセラピスト
犬との暮らし16年、 多頭飼い歴7年、
保護犬ボランティア歴7年。
自他ともに認める犬が大好きな過保護飼い主です。
Instagram(フォロアーさん1万人)では我が家の愛する娘🐶達との生活と最新情報を投稿しています。
※記事内に広告があります。広告の収益は看取りボランティア施設設立の資金にさせて頂きます。
散歩を嫌がる5つの理由と理由別の対処法
知らない景色・音・匂いが怖い
元来犬は警戒心が強く、知らない場所・匂い・音に敏感です。
社会化出来ておらず、他の犬や人にも警戒心が強い犬には散歩はとても怖い行動です。
短い距離から始める
車や人通りの少ない場所で安心感を持ってもらう。
短い距離で直ぐに終わることも安心感につながりますね。
初めは抱っこやキャリーカーで散歩するのも有効。
過去に散歩で嫌な経験をした
散歩中にとても大きな音がして嫌な思いをしたり、他の犬に吠えられたりした経験があると散歩は怖い物と認識してしまい嫌がります
信頼関係を築く
犬は大好きな人の側を離れたくないし、喜んで貰うために頑張る健気な動物です。
飼い主さんが大好きだと、喜んで貰うために恐怖を乗り越えて散歩に行けるようになります。
信頼関係を築くまでは室内で散歩の練習をし、沢山褒めてご褒美をあげてください。
ハーネスを持つとしっぽを振るようになったら、外に出ていきます。
愛犬との信頼関係の確認は「犬を幸せにする飼い主の始め方~飼い主の幸せが愛犬の幸せ」をご覧ください。
寒い・暑い
犬にとって最適な温度は約20℃※犬種や大きさで前後します。
寒すぎても暑すぎても犬には苦痛です。
季節に合わせて散歩時間を変える
特に暑い日のアスファルトは焼けるように熱いので、夏場は涼しい時間に散歩をします。
寒い冬は暖かくなってから散歩すると犬も気持ちが良いですね。
体調不良・傷がある・老化
犬は本能で体調が悪いときや体に痛みがあっても隠そうとします。
違う所がすぐに分かるように日頃から観察をして下さい。
また、老化で筋力や体力が落ちて散歩を嫌がるのは自然現象。無理は禁物ですね。
普段と違う様子があれば病院へ
散歩が好きな犬なのに行きたがらないときは、ご飯や便など体調を確認します。
体を触り腫れているや傷が無いかも確認し,いつもと違う様子があれば 病院に。
老化の場合は進行を遅らせるために朝の日光浴はしましょう。
キャリーカーで外の空気を吸わせてあげるだけでも老化防止・ストレス発散ですね。
「犬のストレスの原因を見極める方法と年齢や性格に合わせた発散方法」はこちらをご覧ください。
首輪・ハーネスが苦しい
散歩が嫌いな犬は首輪やハーネスを付けると散歩に行くと思い付けることを嫌がります。
また、首輪やハーネスを締めすぎると首や体が痛いので、散歩以前に首輪やハーネスを付けさせてくれません。
首輪やハーネスの長さを調節する
首輪やハーネスは緩すぎてもいけませんが、締めすぎると呼吸がしにくくなり、体を傷つる可能性もあります。
指が1本余裕で入る程度を心がけましょう。
リードやハーネスの種類は「愛犬との散歩を快適に|普段使いとドオデの時の必需品&便利グッズ」をご覧ください。
嫌がる犬にも散歩は必要?
何故、散歩が必要なの?
犬にとっての散歩は有酸素運動だけでなく関節の可動域を維持して老化防止の為に大切な運動です。
そして、沢山の事を覚えて怖いものを少なくする社会化勉強の場でもあります。
社会化が出来ていないと、恐怖や不安から吠えたり、家から離れると怖くてパニックになる事も考えられます。
病院やペットホテルに行けませんね。
また、朝日は体内時計を調節し精神安定に。
朝日がくれる紫外線は殺菌作用があり、皮膚についた細菌やカビを殺してくれます。
本能を刺激する知らない匂いを嗅ぐ事はストレス発散と知育に繋がり老化防止。
散歩は沢山の心身の健康に役立つ素晴らしい効果が得られます。
凄く嫌がってストレスが溜まるなら散歩は止めよう
散歩は犬にとって沢山のすばらしい効果が得られます。
ですが、散歩に行くたびにストレスになるのは犬にとっても飼い主にとっても良いことではありません。
一旦散歩は止めて、室内や庭で出来ることしながら飼い主との楽しい生活でリフレッシュをしましょう。
そして、ハーネスやリードを嫌がらず、庭で楽しく過ごせるようになったら散歩を再チャレンジすれば良いのではないでしょうか。
庭でおやつが食べられないときは無理しない方が良いですね。
散歩が嫌なら他の事で散歩の代わりをする
有酸素運動 ・柔軟性 | 室内で引っ張り合いっこやおもちゃを投げて拾ってくる等の遊びで体を動かしましょう。 |
日光浴・ 朝日を浴びる | 朝日を浴びることはとても大切なので、お庭でもベランダでも、カートでもお散歩しながら日向ぼっこをしましょう。 |
本能を 満たす | ノーズワークマットを使っておやつを匂いだけで探す事で本能を満たしストレス発散。 知育効果も得られますね。 |
社会化 勉強 | まずは、愛犬のテリトリーであるいつも過ごしている部屋に人や他の犬に来て頂き、 遊んだり、おやつを食べて好きになって貰います。 カートで良いのでいろんな場所に行く事で沢山の人や物、匂いや音に慣れていけますね。 |
無理に散歩はしなくて良いですが、お散歩が出来たら全部が一気に出来ます。
出来れば、お散歩が好きになって欲しいですよね。
散歩が好きになる方法は?
短い距離で終わらせる
警戒心が強い犬にとって新しい行動・音・匂いは危険で怖いものです。
なので、大きな音や強い匂いのしない場所を少しだけ体験しすぐに帰る事で安心だと理解して頂く事が大切
怖かった体験が安全だと判断できると楽しい刺激に代わり、もっといろいろなものが知りたい好奇心に育ちます。
自由に走り回れる環境を作る
人には分からない匂いや音を自分の判断で行動し確認できると早く安心できます。
室内では出来ない距離を走り回ることは外でしか味わえない楽しみですね。
信頼関係を築く
たとえ怖い場所でも、信頼できる人なら必ず助けてくれると思えます。
信頼している飼い主の希望を叶えたいと思うと嫌がりません。
ご褒美を用意する
食いしん坊さんならとっておきのご褒美でどんどん先に進んでくれるでしょう。
ご褒美で歩いてくれるのが一番簡単ですが、怖いとなかなか食べてくれませんので、食べてくれるようになるまでは他の方法で安心感に包まれて頂きましょう。
室内でハーネスやリードで歩く練習をする時も、褒めてご褒美をあげるのが一番早く上達するコツですね。
歩行補助具を使う
歩行補助具と言えば歩けない子の為の物でしたが、今では散歩を嫌がる犬にも使われるようになってきました。
YouTubeで手作り方法もありますが、お手頃価格の補助具もあります。
ぜひ活用してください。
H2 まとめ
今回は、愛犬が散歩を嫌がる理由と対処法を徹底解説しました。
本記事の要約
愛犬が散歩を嫌がる理由
- 知らない景色や音・匂いが怖いから
- 過去に散歩で嫌な経験をしたから
- 寒い・暑い
- 体調不良・ケガをしている・老化
- 首輪・ハーネスが苦しい・痛い
対処法
- 人通りの少ない静かなところで散歩に慣れる
- 飼い主との信頼関係を強くする
- 季節に合わせて散歩時間を変える
- 日頃の様子を観察し、体調がおかしかったり痛みがありそうなら病院に連れていく
- 老化は自然現象、散歩は段々卒業しようの合図
- 首輪やハーネスを犬に会わせて微調整する
散歩で得られる心身への素晴らしい効果
- 有酸素運動による老化防止と筋肉増加
- 関節を使うことで柔軟性を保ち、関節炎を防ぐ
- 日光浴による殺菌効果
- 朝日を浴びて体内時計の調整
- 匂いを嗅いだり思い切り走ることで本能を刺激しストレス発散
- 社会化勉強
凄く嫌がっていたり、散歩が出来ないときには散歩の代わりに心身の健康を保つことが出来ます。
絶対に散歩に行かなければいけないと義務感にならず、楽しく散歩できるならそれが良いけれど、無理なら楽しく出来る心身の健康法が沢山あるので無理は止めてみませんか。
飼い主も愛犬も楽しい生活を大切に考えましょう。