PEROLICO(ペロリコ)アレカットの正直レビュー|数値・特徴を解説します

目次

加水分解ターキー47%。アレルゲンをひとつひとつ外した設計。

PEROLICO(ペロリコ)アレカットは、モグワン・カナガンを手がける株式会社レティシアンが開発した低アレルゲン設計のドッグフード。肉類47%をHDP加水分解ターキーだけで構成し、穀物・豆類・乳・卵をすべて排除したレシピで、食物アレルギーが気になる犬の主食として設計されている。

PEROLICO(ペロリコ)ドッグフード アレカット 2kg パッケージ

PEROLICO(ペロリコ)ドッグフード アレカット(2kg)

📌 この記事でわかること

  • アレカットがうちの犬に向くかどうか、5分で判断できる
  • 加水分解タンパク(HDP)がなぜ普通のターキーより安全なのかを解説
  • 糖質41.75%という数値をどう評価すべきか(グレインフリーとしては高め)
  • 買う前に知っておくべき注意点を正直に書く

何が入ってる?

原材料は配合量の多い順に記載される。第1原材料が何かで、フードの主役がひと目でわかる。

PEROLICO アレカット 原材料パネル

原材料の並び順は配合量の多い順

肉類47%(HDP放し飼いターキー生肉33%、HDP乾燥ターキー12%、ターキーグレイビー2%)、サツマイモ、ビール酵母、アマニ、タピオカ、油脂類(ターキーオイル、ココナッツオイル)、リンゴ繊維、緑イ貝、リンゴ、クランベリー、カボチャ、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌

チェックポイント

  • 第1原材料はHDP放し飼いターキー生肉(33%)——タンパク源がターキーだけに絞られており、複数タンパクによる交差反応リスクを低減している。
  • 「HDP(加水分解タンパク)」技術——酵素でタンパク質をペプチドやアミノ酸レベルまで分解。免疫系がタンパクと認識しにくくなることで、アレルギー反応のリスクを下げる。
  • 穀物・豆類・乳・卵をすべて不使用——犬の食物アレルギーで頻度の高い鶏・牛・豚・卵・牛乳・小麦・大豆・トウモロコシをまとめて排除している。
  • 緑イ貝配合——ニュージーランド産の緑イ貝はグルコサミン・コンドロイチンを自然に含み、関節軟骨のサポート成分として利用されている。
  • 乳酸菌配合・着色料・香料不使用——腸内環境サポートを意識した配合。合成添加物は使っていない。
  • 炭水化物源はサツマイモ・タピオカ——穀物を使わないかわりにサツマイモとタピオカで炭水化物を補っている。糖質は推定41.75%で、グレインフリーとしては高め。

数字で見る

保証分析値から計算したタンパク質・脂質・糖質・カロリーをまとめた。

PEROLICO アレカット 栄養成分表示

公式サイト記載の保証分析値より

成分 数値 備考
タンパク質 25%以上 ターキー単一タンパク源
脂質 9.5%以上 オメガ3:1.9%/オメガ6:2.2%
粗繊維 5.75%以下 リンゴ繊維・アマニ配合
灰分 9%以下 ミネラル分
水分 9%以下 ドライフードの一般値
糖質(推定) 約41.75% 100−(他の保証分析値合計)で計算
代謝エネルギー 353.5kcal/100g 低カロリー設計

※ 糖質は保証分析値から推定計算した値です(100−(タンパク質+脂質+粗繊維+灰分+水分))。炭水化物源にサツマイモ・タピオカを使用しているため、グレインフリーでも糖質はやや高め。低糖質を重視する場合は別フードとの比較を検討したい。

なぜ選ばれる?

成分データをもとに、この商品が選ばれる理由を3点にまとめた。

PEROLICO アレカット 特徴

① HDP加水分解で「タンパク質をアレルゲンにしない」設計

通常のドッグフードでは、タンパク質の分子がそのままの状態で腸に届く。免疫系がその分子を「異物」と判断すると、アレルギー反応が起きる。HDP(加水分解タンパク)は、酵素でタンパク質を小さなペプチドやアミノ酸まで分解した状態で配合している。分子が小さすぎるため、免疫系が「アレルゲン」として認識しにくくなる。この設計はアトピーや炎症性腸疾患の犬向けに獣医療でも使われる原理と同じだ。

② 「モグワン・カナガン」グループの品質基準

製造元の株式会社レティシアンは、モグワン・カナガン・ハーベスト・グレンズを日本市場に展開するグループ企業。FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインを遵守した施設で製造し、原材料の受入検査から生産ライン上の品質管理まで24時間体制でモニタリングしている。同グループのフードに慣れている犬なら受け入れやすい風味傾向を持つ。

③ 緑イ貝・オメガ3・乳酸菌の3本柱

関節サポートの緑イ貝、被毛・炎症ケアのオメガ3(アマニ由来・1.9%)、腸内環境の乳酸菌——アレルギーが出やすい犬は腸壁のバリア機能が弱いことが多い。腸から皮膚・関節まで横断的にケアできる配合になっている点が、単なる「除去食」止まりのフードとの差だ。

合う子・合わない子

どんな犬に向いているか、向いていないか。正直に書いた。

向いている犬

  • 食物アレルギー・皮膚炎が疑われる犬
  • 消化が弱くお腹を崩しやすい犬
  • 除去食試験を検討している犬
  • 子犬〜シニアまで全年齢
  • 関節が気になる中高齢犬

⚠️ 向かない犬

  • ターキーアレルギーがある犬
  • 糖質制限が必要な犬(約41.75%)
  • 高タンパク食(30%超)が必要な犬
  • サツマイモ・タピオカに敏感な犬
  • コスパ優先の飼い主(2kgで約5,800円)

気になること

よく聞かれる疑問をQ&A形式でまとめた。

Q. 「HDP加水分解」って何?本当にアレルギーに効果がある?

A. HDP(Hydrolyzed Digestible Protein)は、酵素でタンパク質をペプチドやアミノ酸まで細かく分解する加工技術。通常サイズのタンパク分子は免疫系が「異物」と認識してアレルギー反応を起こすことがあるが、十分に小さく分解された分子はその認識を回避しやすくなる。獣医療でもアレルギー性皮膚炎や炎症性腸疾患の犬向け食事療法として加水分解タンパクが使われており、その原理を取り入れた設計だ。ただし「絶対に反応しない」わけではなく、重度のアレルギーがある犬は獣医師と相談しながら使用することが望ましい。

Q. 子犬やシニア犬にも与えられる?

A. 公式は「2ヶ月の子犬からシニア犬まで全年齢対応」と記載している。ただし子犬期はカルシウム・リンの比率が重要で、成長段階に特化した総合栄養食との比較も検討したい。迷う場合は獣医師に相談するのが確実だ。

Q. 他のアレルギー対応フードと何が違う?

A. アレルギー対応フードには大きく2種類ある。「除去食」(アレルゲンになりやすい原材料を使わない)と「加水分解食」(タンパク質を分解してアレルゲン性を下げる)。ペロリコ アレカットはこの両方を組み合わせた設計——単一タンパク(除去食的アプローチ)+HDP加水分解(アレルゲン性低減)という点が特徴だ。一般的なグレインフリーフードより一歩踏み込んだアレルギーケアを意識した商品位置づけになっている。

Q. 切り替え方法は?

A. 7〜10日かけて少しずつ新しいフードの割合を増やすのが基本。消化が弱い犬や食物アレルギーが疑われる犬は特にゆっくり切り替えることを推奨する。初日は新フード10%・旧フード90%程度から始め、様子を見ながら増やしていく。

Q. 保管方法は?

A. 開封後は密封容器または袋をしっかり閉めて、直射日光・高温多湿を避けて保管する。ドライフードは開封のたびに酸素に触れ、脂質酸化が蓄積していく。犬の嗅覚は人間の数万倍——飼い主が気づく前に愛犬がすでに酸化臭を感じ取ることがある。1ヶ月以内を目安に使い切るのが望ましい。

Q. モグワンと比べてアレルギー犬にはどちらが向く?

A. アレルギーへの配慮はアレカットのほうが強い。モグワンはサーモン+チキンの複数タンパク源を使うのに対し、アレカットはターキー単一かつHDP加水分解済みのため、アレルゲンとして認識されるリスクがより低い。一方、糖質はモグワンが約33%・アレカットが約41.75%で、モグワンのほうが低糖質だ。「アレルギー管理を優先するか」「糖質を下げたいか」で選ぶフードが変わる。

Q. 糖質41.75%は高くない?

A. グレインフリーとしてはやや高め。炭水化物源にサツマイモ・タピオカを使っているためで、一般的な穀物入りドッグフードと同程度の糖質レベルになる。ただしアレカットの主な目的は「アレルゲンを減らすこと」であり、タンパク源の純化と加水分解という設計上の優先順位を理解したうえで選ぶ必要がある。糖質管理も同時に行いたい場合は、ウェットフードとの混合給与や給与量の調整を検討したい。

アレルギーが気になる愛犬の食事を、データから見直すきっかけに。

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